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渋谷駅前で3年目のカウントダウン 交通規制の中、12万人が年越し

約12万人が渋谷駅周辺で新年を迎えた

約12万人が渋谷駅周辺で新年を迎えた

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 大みそかの渋谷駅前交差点で大規模な交通規制が行われ、大型ビジョンと連動して新年を迎えるカウントダウンイベントが行われた。

歩行者に開放され多くの人でにぎわうスクランブル交差点内

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 例年、イベントが無くても年末年始に多くの来街者が集まっていた渋谷駅前。それを逆手に取り、2016年に区や渋谷区商店会連合会、渋谷駅前エリアマネジメント協議会が実行委員会を結成し、駅前周辺エリアを交通規制して「YOU MAKE SHIBUYA COUNTDOWN」と題したイベントを行っている。

 この日は21時ごろから警察官らがスクランブル交差点の斜め横断を規制するとともに車両の通行規制を開始。22時30分過ぎにはスクランブル交差点や道玄坂などの車道も歩行者に開放するとともに、駅前広場に面したJR渋谷駅の改札口や駅周辺の地下出入り口も封鎖した。

 22時45分にはSHIBUYA109(以下109、渋谷区道玄坂2)前ステージが太鼓の演奏でスタート。開会式では野宮真貴さんが「東京は夜の七時」などを披露したほか、長谷部健渋谷区長らがあいさつ。小池百合子東京都知事からは「東京2020大会まであと1年です。ワールドカップも9月開催されます。あふれるパワーで盛り上げてまいりましょう」とビデオメッセージが届いた。

 23時55分、スクランブル交差点付近の街頭ビジョン5基などでカウントダウンに向けた演出が始まると、来街者からは歓声が上がり熱気が高まった。60秒前からカウントダウンが始まり、10秒前からは来街者も声をそろえて数え、「Happy New Year」の文字が映し出されると、集まった約12万人(主催者発表)の歓声が街中を包んだ。外国人旅行客の姿が目立ち、カウントダウンの掛け声も英語の声が大きく聞こえた。

 このほか、協賛するIndeed Japan(港区)が109前ステージで、渋谷区観光協会の「あっくん」のトークやお笑い芸人による大喜利などを展開。西武渋谷店(宇田川町)前ではNTTドコモ協賛の下、横浜アリーナで開催されているテクノポップユニット「Perfume」のライブ中継などを実施。ソニーは渋谷モディ(神南1)外壁のビジョンを使って来街者参加型のカウントダウン演出を行うなど、来街者の分散を図った・。

 今年は、世界的に認知度の高い「スーパーマリオ」のマリオと、渋谷のシンボルとして知られるハチ(忠犬ハチ公像)がコラボ。駅周辺のビジョンでは、路上飲酒やごみのポイ捨て、迷惑行為などの禁止を呼び掛けたほか、今回初の試みとして、東急東横店(渋谷2)外壁でプロジェクションマッピングを実施。した映像で、クッパにさらわれたハチをマリオが助けに行くアニメーションなどを投影した。

 カウントダウン後は長谷部区長らが「ハチ公八本締め」でイベントを締めくくり、1時過ぎにはスクランブル交差点の斜め横断も再開した。イベント終了後、「ほっとしている」と安どの表情を浮かべた長谷部区長。「課題を直しながら進めてきて、スムーズさは増してきている。ただ、年々人が増えている感じを受けるので、どうコントロールするかが次の課題」と振り返る。昨年はハロウィーンで注目を集めたが、「騒ぐ人が多かった年末年始をイベント化した。このイベントで学んだことをハロウィーンにつなげていけたら」と話した。「国際都市を目指す上でワールドカップやオリンピック・パラリンピックを、前に進む一つの機会と捉えていけたら」とも。

 周辺にはエコステーションも用意していたが、業者や、渋谷区の若手職員やボランティアなどがゴミ拾いを行い、朝までにはきれいにする予定。

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