来秋開業を予定する地上47階建ての高層複合施設「渋谷スクランブルスクエア」東棟(渋谷区渋谷2)が11月末、上棟した。
渋谷駅周辺地区における再開発の中核となる同施設は、東急電鉄、JR東日本、東京メトロによる共同事業。東棟・西棟・中央棟の3棟で構成し、第1期となる東棟は東急東横線旧渋谷駅跡に建設中。地下4階・地上47階建てで、渋谷ヒカリエ(渋谷2)より約50メートル高い高さ約230メートルの渋谷エリア最高層ビルとなる。
延べ床面積は17万4000平方メートル。デザインアーキテクトは、東京スカイツリー(墨田区)などを手掛けた日建設計(千代田区)、隈研吾建築都市設計事務所(港区南青山2)、妹島和世さんと西沢立衛さんの建築ユニットSANAA事務所(江東区)が担当。2014年8月に着工した。
同施設は、フードやファッション、雑貨などの店舗や、カフェ・レストランなどを集積する商業施設(地下2階~地上14階)や、サイバーエージェント、ミクシィ、レバレジーズなど8~9社が入居予定のオフィスフロア(17階~45階)、産業交流施設「SHIBUYA QWS」(15階)、展望施設「渋谷スカイ」(45階~屋上階)などを併設する。
現在は内装設備の工事に取り掛かっているほか、外装・内装の仕上げを行っている。