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渋谷・桜丘で新たな大規模再開発 事業化に向け東急不動産ら協定締結

約2.1ヘクタールで事業化を予定する渋谷・桜丘の新たな再開発エリア

約2.1ヘクタールで事業化を予定する渋谷・桜丘の新たな再開発エリア

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 来年1月にビルの取り壊しなどが始まる渋谷・桜丘の大規模再開発エリアの西側に位置する約2.1ヘクタールの区域を対象とする「ネクスト」再開発の事業化に向け、東急不動産などが協定を結んだことが明らかになった。

花見スポット「さくら通り」も新たな再開発事業エリア内に

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 渋谷駅南西部の桜丘エリアで、駅の改良や周辺の基盤整備計画に合わせ2023年度の完成を目指す「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」が、区域内の店舗閉店や廃道などで本格的に動き出す中、隣接するエリア一帯でも再開発計画が持ち上がった。

 対象となる区域はセルリアンタワーや文化総合センター大和田の東側一帯で、渋谷区桜丘町16番、17番、18番、23番の一部と24番、25番の一部の広さ約2.1ヘクタールの範囲。花見スポットにもなっている坂「さくら通り」もエリアに含まれ、国道246号線をまたいだ北側には、来年秋の開業を予定する複合商業施設「渋谷フクラス」が位置する。

 地元商店会「渋谷駅前共栄会」監事が理事長を務める「ネクスト渋谷桜丘地区再開発準備組合」が11月に立ち上がり、12月14日付けで東急不動産と「事業協力に関する協定書」を締結した。今後、事業協力の範囲や役割などを定め再開発事業の円滑な推進を図るほか、施設の企画・計画や建設・運営に参画し事業化の検討を進める。

 先に開発が進む東側エリアでは、商業施設やオフィスが入る地上39階建ての施設や、住居や宿泊施設が入る29階建てのビルなど3棟を建設。地区玄関口のランドマークとして、駅と街、地下と地上を簡便に結ぶ歩行者動線「アーバン・コア」を整備するほか、新たに整備する道路「補助線18号」の上空には歩行者デッキ(横断橋)を架け、丘陵地である桜丘と駅との高低差を解消。駅からのアクセスや代官山・恵比寿方面との回遊性向上も見込み、周辺の基盤整備と合わせ桜丘エリアの動線が大きく変わる。

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