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原宿・ネスカフェで「飲める美術展」 カフェラテ表面にモネ、ゴッホらの名画

展示時間10分のラテアート。(左から)「市川鰕蔵の竹村定之進」(東洲斎写楽)、「リンゴの籠」(ポール・セザンヌ)など

展示時間10分のラテアート。(左から)「市川鰕蔵の竹村定之進」(東洲斎写楽)、「リンゴの籠」(ポール・セザンヌ)など

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 絵画のラテアート展「飲める美術展」が12月4日、原宿駅近くの「ネスカフェ原宿」(渋谷区神宮前1)で始まった。

「神奈川沖浪裏」「水差しを持つ女」などは注文もできる

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 クリスマスの時期に合わせて展開する同イベント。10月からECサイトで販売している、写真やイラストなどでオリジナルのラテアートシート(素材はでんぷんなど)を作れる「ネスカフェ フォトラテ」を活用する。今回は、フォトラテの「画像のクオリティー」をアピールすることや、多くの人が楽しめるコンテンツとして絵画のアートシートを用意する。

 店内中央の展示台にツリーを置き、その周辺にソーサー20枚が並ぶ。展示時間になると、カフェラテが入ったグラスが並び、手袋を着けたスタッフが、絵画がプリントされたアートシートを載せていく。展示台の周辺にはロープパーテーションを置き、BGMや照明も変えて美術館のような雰囲気を演出する。

 展示するラテアート作品は、「睡蓮(すいれん、1906年)」(クロード・モネ)、「リンゴの籠」(ポール・セザンヌ)、「窓辺の少女」(エドヴァルド・ムンク)、「マハナ・ノ・アトゥア(神の日)」(ポール・ゴーギャン)、「獅子(しし)座の食事」(アンリ・ルソー)、「市川鰕蔵(えびぞう)の竹村定之進」(東洲斎写楽)など、広く知られている20作品。展示は各日14時~、16時~、18時~の各回10分。

 展示するラテアートドリンクは提供(数量限定)もする。注文できる作品は、「神奈川沖浪裏(なみうら)」(葛飾北斎)、「自画像(1887)」(フィンセント・ファン・ゴッホ)、「水差しを持つ女」(ヨハネス・フェルメール)、「2人の姉妹(テラスにて)」(ピエール=オーギュスト・ルノワール)など10種類。カフェラテ1杯とアートシート1枚のセットで300円。来店客自身がコーヒーマシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」でカフェラテを入れてアートシートを載せる。

 ネスレ日本(神戸市中央区)飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒービジネス部ギフティングユニットの大西克啓マネジャーは「『飲める美術展』って何だろう、というのをきっかけに一度見に来ていただければ。新しいコーヒーの楽しみ方を提案したい」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~20時。今月25日まで。

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