JR東日本は、原宿駅で年末年始に使っているJR山手線臨時ホームを今年は使わず、駅連結通路と臨時口の間に仮通路を設けることを明らかにした。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、原宿駅では現在、ホームの2面化や改札増設などの改良工事が進む。明治神宮への参詣客が増えることから、これまでは年末年始に山手線外回り側の臨時ホームを使ってきたが、工事に伴い取りやめを決めた。明治神宮敷地内の臨時口とは駅連結通路との間に階段式の仮通路を設置し利用客を誘導する。
臨時口の利用期間は12月31日23時~1月1日17時、1月2日・3日の各日10時~17時。混雑が予測されるため、仮通路の利用のほか代々木駅の利用も呼び掛けている。
東京五輪・パラリンピック開催に向け、競技会場周辺駅として利用者が多く見込まれるJRの主要乗り換え駅では現在「千駄ヶ谷駅」「信濃町駅」でも改良工事が進む。原宿駅は、現在の駅舎に隣接する形で渋谷方面の位置に、線路とホーム上に渡る2階建ての新駅舎を建設し混雑緩和を図る。改良後は現在までの臨時ホームが外回り専用ホームとなるほか、明治神宮側にも出入り口を開設する。