代官山・八幡通沿いで25年にわたり営業を続けてきた「サブウェイ代官山店」(渋谷区代官山町)が11月25日、閉店した。
米国発のサンドイッチ・ファストフードチェーン「サブウェイ」の日本1号店が赤坂見附に出店した1992年の翌年となる1993年にオープンした同店は、カフェやレストランなどが立ち並ぶ代官山エリアで唯一のファストフード店として近隣住民や来街者らに利用されてきた。
場所は、複合商業施設「代官山アドレス・ディセ」やファッションブランド「A.P.C.(アー・ペー・セー)」「Supreme(シュプリーム)」の路面店などが並ぶ八幡通り沿いの路面。小型店ながら、ランチや美容室帰りなどに気軽に立ち寄れる店として長年親しまれ、SNSでも閉店にショックを受ける声や惜しむコメントなどが見られている。
八幡通り沿いでは今年に入り、7月に商業施設「ラ・フェンテ(La Fuente)代官山」(猿楽町)が閉館。一方で、9月には東急東横線渋谷駅~代官山駅間のカーブ状の線路跡地を活用した施設「渋谷ブリッジ(SHIBUYA BRIDGE)」(東1)が、渋谷駅南エリアの高層複合施設「渋谷ストリーム」(渋谷3)と同時に開業し、渋谷川沿いに遊歩道も整備され、渋谷エリアからの新たな動線も生まれている。