東急百貨店が11月5日、2019年の福袋を発表した。
年始商戦の目玉の一つとなる福袋。同社が来年創業85年の「節目の年」を迎えることなどから例年以上に注力。若手バイヤーらが4月末から準備を進め、10月には役員ら上層部にプレゼンするなどしてきた。
自社企画として用意するのは「平成最後部門」と、夏のサッカー・ワールドカップロシア大会での日本代表・大迫勇也選手の活躍に合わせ流行した「大迫半端ないって」という言葉にちなんだ「ハンパない部門」。
本店(渋谷区道玄坂2)では、ジャイアント馬場のポロシャツなど私物を詰めた福袋(8万5,000円、5点限定、抽選)などを「ハンパない部門」で用意。ShinQs(渋谷2)では、12万円相当の植物を使った自宅のコーディネートや配送、セッティングなどをセットにする福袋(5万4,000円、2点限定、先着)などを「平成最後部門」で提案する。
発表会では、「最も世相を反映した」福袋として各部門上位3位(金・銀・銅)を発表。東横店(渋谷2)のスクランブル交差点側の外壁で同店の営業告知用に使っている懸垂幕(1枚)にメッセージを掲出できる福袋(15万円、2点限定、抽選)が、「平成最後部門」で金賞に選ばれた。
このほか、創業85周年特別企画として著名人や企業とコラボする「ハッピー福袋」を用意。元サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)の丸山桂里奈(かりな)さんと渋谷でフットサル対決後、「合コン」ができる福袋(2人1組4,280円、6組限定、開催は来年2月)、リブロースステーキ4.7キロ分のマイレージカードと名入れができるナイフ・フォークなど「いきなりステーキ!」とのコラボ福袋(2,019円、20点限定)、気象予報士・森田正光さんが選ぶ防災グッズ福袋(8,500円、1点限定)、「ドゥ マゴ パリ」のタルトタタン(リンゴタルト)、「シーキューブ」のティラミス、砂糖を使わずドライフルーツやナッツなどで作る「ブリスボール」などスイーツジャーナリスト平岩理緒さんがプロデュースする「平成スイーツ」福袋(3,000円、10点限定)も用意。いずれも抽選となる。
年末年始の営業は、12月31日=各店10時~18時(一部フロアにより異なる)、1月1日=全館休館、2日=本店10時~19時(同)、東横店・ShinQs10時~20時(同)。