アルバルク東京(以下、A東京)が11月3日、アリーナ立川立飛で琉球ゴールデンキングス(以下、琉球)と戦った。観客数は2363人。
ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)が「一番の反省点」と挙げた試合の入り。いきなり0対7とリードを許し、流れをつかまれる。第1クオーター(Q)から20点近く差を付けられる苦しい展開となるが、安藤誓哉選手が外国籍選手のブロックをかわしてレイアップシュートを決めたり、アレックス・カーク選手がドライブを見せたり得点を重ね、ザック・バランスキー選手はリバウンドに飛び込み、田中大貴選手はスチール(ボールを奪うプレー)から馬場雄大選手のバスケットカウント(得点に加えてフリースロー)となる得点をアシスト。約4分半、琉球に得点を与えないディフェンス(DF)を見せ27対41で前半を終えた。
馬場選手が「勝つことを考えるとあそこが転機だった」と挙げた後半の入りだったが、琉球に3連続得点を奪われ点差を20点に広げられると、パヴィチェヴィッチHCはすかさずタイムアウトを要求する展開に。以降は堅いDFを見せるも得点が伸びず、点差を縮められないまま、最終Qに突入。残り24秒で馬場選手がダンクを決めるなど最後まで「勝つことを考えてプレー」したが、53対67で敗戦。今季3敗目を喫した。
パヴィチェヴィッチHCは「琉球がより強く、より良いプレーをした。エネルギーレベルを合わせることができなかった」と振り返り、「現段階ではリーグでナンバーワンの強さを持っている」と称賛した。
メンバーがそろっている中でリードを許すあまりないシチュエーションの中、馬場選手は「やるしかない、という強い気持ち」でコートに入った。「攻め方はうまくいった」と最終的に15得点を挙げたが「チームが勝つことに意味がある」と満足はしない。「王者というのは忘れて、ひたむきに戦いたい。アルバルクはDFから流れを作るチームなので、琉球のオフェンスを止めることを考えて臨みたい」とリベンジに燃える。
両チームは3日も同所で戦う。