英デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドさんの企画展「GET A LIFE!」が11月1日、ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)6階のミュージアムで始まった。
同館開業40周年企画の一環。デザイナーでありアクティビスト(活動家)としても知られるウエストウッドさんは、コレクションやキャットウオークショーを「社会的なメッセージを発信するためのプラットフォーム」として活用してきた。同展では、その「アクティビズムの視点」を通したファッションとアートの融合を表現する。
会場には、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」2019年春夏コレクション、ウエストウッドさんと夫のアンドレアス・クロンターラーさんが共同でデザインする「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド」の2018-19秋冬コレクション、国連が行っているアフリカの女性生産者を支援するプロジェクト「エシカルファッションイニシアティブ」と共同プロデュースしたアクセサリーコレクションなどを展示。国際環境NGOグリーンピースとの共同キャンペーンとして、ハリウッド俳優やアーティストなど著名人のポートレートをロンドン・ウォータールー駅で一堂に展示した「SAVE THE ARCTIC」は映像で紹介する。
「ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールドレーベル」2007年春夏コレクションのキャットウオークショー「I am Expensive」の背景とウエストウッドさん手描きのグラフィック、「カルチャーハート」などのアートワークなども並ぶ。
会場では参加型企画も用意。日本環境設計による不要になった衣類を回収する取り組み「BRING」では、参加者には廃木材にアートワークの焼印を入れたコースターを進呈。ウエストウッドさんの手描きのアートワーク「+5℃ MAP」を、来場者が持ち寄る使用済みペットボトルのキャップで再現する企画も展開する。
会場限定商品となるファイル(1万7,280円)やTシャツ(1万2,960円)などを販売する。
開催時間は11時~21時。入場無料。今月18日まで。