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長谷部渋谷区長「有料化も検討」 ハロウィーンから一夜、課題取り組み急務

清掃活動に先立ちあいさつ後、取材に応じた長谷部健渋谷区長

清掃活動に先立ちあいさつ後、取材に応じた長谷部健渋谷区長

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 ハロウィーンから一夜明けた11月1日、長谷部健渋谷区長がハチ公前広場で行われた地区美化推進委員会による清掃活動に参加し、有料化や代々木公園の活用などの検討も含め、年々規模が大きくなりトラブルも増えている渋谷駅周辺でのハロウィーンの問題に早急に取り組んでいくことを改めて強調した。

ハロウィーンから一夜明けきれいになったスクランブル交差点

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 長谷部区長は、道玄坂商店街振興組合が主導し2年前から企業などにも呼び掛けハロウィーン翌日に展開している清掃活動に先立ちあいさつ。昨夜のハロウィーンを振り返り、冒頭「大勢の人が訪れ楽しんだ人もいたが、不快な思いをした人もいた。区長として期待に沿えなかったことは大変心苦しいと思っている」と話し、「今までも対症療法的に対策はしてきたが、もっとしっかりと先頭に立ってこの課題について取り組んでいかなければいけない」と強い姿勢を見せた。

 「代々木公園を使えないか、有料制にできないか」などこれまでにも具体案は挙がっていたというが、「公園の利用時間など条例や規制もあり担当者同士の話で終わっていた。いろいろな意見やアイデアが寄せられている。しっかりとまとめて区議会と議論しながら街の危機を乗り越えたい」と力を込め、「顔認証などのテクノロジーを使うのも手。今広く意見を聞いているので、まとめていきたい」と明かした。

 自身も昨日の夕方と22時~23時半ごろ、今朝5時ごろに駅周辺を訪れたという長谷部区長。一部暴走化する人々によって「悪いものになってしまった」ハロウィーンを残念がる一方、「モラルを持って楽しんでいる人もいた。朝掃除する人の姿を見て渋谷を愛する人たちの力も感じた」と話し、「瓶の販売自粛は17店舗中16店舗が取り組み、割れた瓶は今年はかなり少なかった」と一定の成果も。「一つの目安は年明け2月の予算編成。それまでに方向性を決めたい」と今後の方針についても触れた。

 この日は、美化推進委員会による清掃活動に周辺企業の社員ら約450人が参加。仮装した若者やボランティアらによる早朝のゴミ拾いで大きなゴミは無くなったものの、ビルの間や植栽などの間に捨てられたゴミを、カボチャをモチーフにしたゴミ袋とトングを手に拾い集めた。

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