Bリーグ・サンロッカーズ渋谷は10月26日、ヘッドコーチ(HC)勝久ジェフリーさんの退任を発表した。
Bリーグが発足した2016-2017シーズン、SR渋谷のアシスタントコーチ(AC)を務め、昨シーズンからHCを務めていた勝久さん。昨シーズン出場できなかったチャンピオンシップに向け、2シーズン目を迎えていたが、今季は1勝6敗(今月21日現在)と黒星が先行。今月24日に行われた試合では指揮を執らなかった。
新たにHCに就任したのは伊佐勉さん。1969(昭和44)年沖縄生まれ。琉球ゴールデンキングスに10年属し、Bリーグ統合前のbjリーグ時代には同チームを優勝に導いた経験を持つ。昨シーズンからSR渋谷のACとして加わった。
SR渋谷を運営する日立サンロッカーズ(千代田区)の大江田孝幸ゼネラルマネジャーは「Bリーグ発足に伴い各チームのレベルアップが図られ年々厳しい戦いを強いられる中、今シーズンはさらにシーズンスタートから苦しい戦いとなった。今後のチームの発展と、チャンピオンシップ進出を目標に歩む中、難しい選択ではあったが伊佐勉にヘッドコーチを任せる決断をした」と説明。
勝久さんは「チームが勝てていないという現状に伴い、クラブとしてこのような決断に至ったことをしっかりと受け止めている。サンロッカーズでたくさんの素晴らしい出会いと経験をさせていただけたことに感謝している」とコメントを寄せる。
伊佐さんは「SR渋谷の積み上げてきた伝統と私自身が経験してきたことを組み合わせ、このチームにプライドを持ち、シーズンスローガンである『Together』を軸に、クラブとして同じ方向に邁進し、努力し続けたい」とコメント。
SR渋谷は今月27日・28日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で横浜ビー・コルセアーズと戦う。