魔女やゾンビなどの定番やブレーク芸人といった「はやりもの」などの仮装を「禁止」する「地味な仮装」限定のハロウィーンイベントが10月27日、渋谷のイベントスペース「東京カルチャーカルチャー(以下、カルカル)」(渋谷区渋谷1)で開かれる。
企画するポータルサイト「デイリーポータルZ」は2014年に阿佐ヶ谷のスナックで「地味ハロウィーン」イベントを「身内で」開き、好評だったことから2015年にカルカルで第1回を開催。「派手」に盛り上がる渋谷エリアに集まる「地味」な仮装のコントラストや、参加者のアイデアや頓知の光る仮装がネットなどで話題となり、昨年は過去最高の300人以上が集まったという。
同サイトではこれまでに参加した地味な仮装の例として、ファッションサイト「ZOZOTOWN」の画像ローディング中に出てくる人やライブ会場前で「チケット譲ってください」という紙を持った人、都会暮らしにうんざりして田舎に来たOLなどの過去の参加者を取り上げ、「集まった人同士で互いのコスプレを褒め合いながら飲食するイベント」と楽しみ方を解説する。
同サイトウェブマスターの林雄司さんは「今年はスポンサー企業によるちょうちん27個も会場を彩る」と前年との違いを説明。「交差点の盛り上がりをよそに、地味なハロウィーンを楽しみましょう」と来場を呼び掛ける。
開催時間は17時~22時。入場無料。飲食の持ち込みは不可。