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サンロッカーズ渋谷、秋田に惜敗 開幕5試合で黒星先行

シューティングガードとして出場する時間帯も多く積極的に得点を狙いに行ったベンドラメ礼生選手(中央)

シューティングガードとして出場する時間帯も多く積極的に得点を狙いに行ったベンドラメ礼生選手(中央)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が10月17日、秋田ノーザンハピネッツと戦った。観客数は1516人。会場は墨田区総合体育館。観客数は1516人。

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 試合開始序盤は、シューティングガードとして「積極的に狙っていった」ベンドラメ礼生選手がドライブを仕掛けたり3ポイント(P)シュートを決めたり得点を重ねていく。中盤秋田に連続得点を許しリードを許すも、広瀬健太選手がスチール(ボールを奪うプレー)から得点を挙げ、秋田の流れを断ち切ると杉浦佑成選手、広瀬選手、伊藤駿(たかし)選手が3Pを確実に決め追い上げを見せた。

 1点ビハインドで迎えた第2Qだったが、秋田の激しいディフェンス(DF)を前にミスが目立ち始めるとオフェンス(OF)でボールが回らなくなりリズムが崩れ始める。「ロブ(ロバート・サクレ選手)がボールを触っていない」と、勝久ジェフリーヘッドコーチ(HC)はベテラン清水太志郎選手を投入し改善を図るも、状況は変わらずOFが停滞。秋田は外国籍選手の出場が0人の時間帯もあったが、ミスマッチを生かすことができなかった。

 ハーフタイムに「(秋田に)あおられて落ち着いてプレーできていないだけ。プレッシャーをかけられたらアタックしていこう」と話をしたことから、序盤から積極的にゴールへアタックした後半。山内盛久選手がフリーのベンドラメ選手やロバート・サクレ選手のダンクをアシストするなど流れをつくった。ベンドラメ選手は、ドリブルでファウルを誘ったりリバウンドからのセカンドチャンスを決めたり、第3Qだけで9点を挙げた。44対46で迎えた最終Q。杉浦選手の連続3Pで同点に追いつきオフィシャルタイムアウトを迎えたが、逆転するに至らず58対63で敗れた。

 勝久HCは「DFで63点に抑えているにもかかわらずOFで58点しか取れないと厳しい。激しくDFしてくるところに対してアタックするようにならないといけない」と振り返る。ベンドラメ選手は「(秋田の)タフなディフェンスを崩せなかった。アジャストしていい流れもあったが、リードできなかったのはきつかった」とも。

 開幕から5戦を終え1勝4敗と黒星が先行しているSR渋谷。清水選手は「始まったばかりだが、チャレンジャーなので『残り55試合もある』という考え方にはなりたくない。そういう余裕があるチームではない。何なら貯金をつくって、終盤を迎えて逃げ切りたい。そういった意味でも1試合も無駄にできないので、目の前の試合をしっかり戦っていきたい」と力を込め、「シーズン終盤に向けて熟成していくために負けから学んで、自分たちの勝てるかたちをしっかりつくり上げていかなくてはいけない」と話す。

 SR渋谷は今月20日・21日シーホース三河とアウェーで戦った後、24日にはホームにアルバルク東京を迎える。

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