Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が9月29日、金王八幡宮(渋谷区渋谷3)で必勝祈願を行った。
SHIBUYA TSUTAYA店頭でチラシなどを配った満原優樹選手ら
金王八幡宮は武運や交通安全、出世などのご利益があるとされる神社で、渋谷の氏神として鎮座している。Bリーグ開幕に伴い渋谷をホームタウンとし、青山学院大学記念館(=大学体育館、渋谷4)をホームアリーナに使っているSR渋谷。10月6日に2018-19シーズンが開幕するのを前に同神社を参拝した。
一時帰国しているライアン・ケリー選手を除く選手をはじめ、勝久ジェフリーヘッドコーチらのコーチ陣、チームを運営する日立サンロッカーズ(千代田区)の社員らフロントスタッフも参加。神主の祝詞奏上などに続き、同社岡博章社長、勝久ジェフリーヘッドコーチ、キャプテンを務める満原優樹らが玉串の奉奠(ほうてん)を行った。御神酒を飲む際、サクレ選手は「あまり酒は得意じゃないが、勝つために飲み干そう」と、1人だけ片手で豪快に杯をあおった。
選手を代表して玉串を奉奠した満原選手は「チームを引っ張っていかないといけないと思ったし、やってやろうというという気持ちが湧いた」と闘志を燃やす。初めて必勝祈願に参加した杉浦選手は「昨シーズン全体はあまり良くなかったが、2017年内の結果はすごく良く必勝祈願の力もあったと思うので、今パワーがみなぎっている」と振り返った。ベンドラメ礼生選手は「シーズンがいよいよ始まる感じがあるし、楽しみ。日本代表にも呼ばれるようになり、東京五輪が近づいてきて今季結果を残すか残さないかで代表に呼ばれるかが決まってくると思うので頑張りたい」と意気込んだ。
チームはこの日、3グループに分かれ区内でのイベントに参加した。SHIBUYA TSUTAYA(宇田川町)には満原選手とサクレ選手が登場し、好きな音楽や映画、漫画などについてトーク。満原選手は「出演作品を全部見る」ほど好きというヒュー・ジャックマンが出演している「グレイテスト・ショーマン」を好きな映画として挙げた。サクレ選手が子どものころから好きな「ドラゴンボール」の漫画を手に笑顔を浮かべたサクレ選手は「ひーさー(=山内盛久選手)のことを(同作に登場するキャラクター)「デンデ」と呼んでいる」と話すと、集まったファンたちからは笑い声も起きた。
今季のBリーグ選手名鑑発売記念として、同店で予約したファン約30人を対象にしたサイン会を開いたほか、店頭で一般来街者にチームのゲームスケジュールやシールなどを配布。長身の2人に驚く人や記念撮影を求める人も見られたが、なかなか受け取ってもらえず、満原選手が「渋谷(の人)冷たい」とこぼす一幕も。
SR渋谷を応援しているリーグ公認のソフトバンクショップの中から、代々木店(代々木1)には清水太志郎選手、広瀬健太選手、伊藤駿選手が、渋谷明治通り店(渋谷1)には長谷川智也選手、山内盛久選手、杉浦佑成選手、ファイ・サンバ選手、マーカリ・サンダース・フリソン選手が、それぞれ登場。渋谷明治通り店では、集まったファンたちとの質疑応答を展開。SR渋谷への入団理由について、山内選手は「別のチームに移籍する予定だった」と明かし、先に契約が決まっていた伊佐勉アシスタントコーチから連絡が来たことに加え、かねて友人だった長谷川選手から「一緒にやろう」と誘われたことが決定打だったという。「智也に物件探してもらった」とも。「優勝しますか」という質問に、山内選手は「もちろんです」と答え喜ばせた。その後、ミニゴールを使ったシュートチャレンジなどのゲームも行った。
SR渋谷の開幕戦は10月6日・7日のアルバルク東京戦で、ホーム開幕戦は同13日・14日にレバンガ北海道を迎えて行う。