多様な未来を考える複合カンファレンスイベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA(以下SIW)2018」が9月7日から、渋谷・原宿・表参道エリアで開催される。
渋谷区と日本財団(港区)が昨年10月に締結したソーシャルイノベーションに関する包括連携協定に基づき開催する同イベント。日本財団が2016年から開催していた「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム」と、渋谷区が昨年初開催した「DIVE DIVERSITY SUMMIT SHIBUYA」を統合した。
今回は、青山学院大学(青学大、渋谷区渋谷4)構内や渋谷ヒカリエ(渋谷2)、渋谷キャスト(渋谷1)、表参道ヒルズ(神宮前4)、ラフォーレミュージアム原宿(神宮前1)などを会場に、社会課題やその解決方法を議論する「フォーラム」、さまざまなテーマに関心のある人たちが集まり交流する「ミートアップ」など6つのプログラムを展開する。
青学大で8日・9日に開くフォーラムでは、日本の「進路」について考える「僕たちは学校に行かない」、共生社会・多様性をひも解く「世界イチ遅れている日本」、重症心身障がいの当事者と共に人の「意思」に迫り「自立」の可能性を探る「『自分で決める』ってむずかしい」、元AV女優の麻美ゆまさんらが登壇し「リアルな性」について語る「私たちは性のはなしを知らない」、タレント「りゅうちぇる」さんらと共に「新しいジェンダー観」を探る「『性別』ってなんですか?」などのコンテンツを予定する。入場料は一般4,000円ほか。
トークセッションは今月15日~17日の3日間、「コミュニティー」「多様性」「働き方」「表現」「eスポーツ」などさまざまな「本質」をテーマにした24のプログラムを展開する。お笑い芸人で絵本作家の西野亮廣(あきひろ)さんは「人生の本質」と題し人生観を語る。m-floなどで活動するVERBALさんらは「アイデアの本質」をテーマにトークセッションを展開し、ロボットと人の関わりを研究する大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授は「存在の本質」を語るという。ワンデーチケットは一般2,500円ほか。
「ミートアップ」プログラムでは、渋谷区観光協会ナイトアンバサダーであるヒップホップ・アーティストZeebraさんが「渋谷の夜」について参加者と展開するトークディスカッション、子どもや高齢者がスタッフを務めるカフェなどを展開。来場者体感型の「エクスペリエンス」プログラムでは、高校生・大学生を対象としたカードゲームで「SDGs(持続可能な開発目標)」を学ぶワークショップ、NHK「ガッテン!」で紹介された「ワザ」の体験、プログラミング教材「VEX」の体験などを予定する。いずれも参加無料。ブロックチェーン技術を使ったLGBTカップルの調印式などサテライトイベントも用意する。
今月17日まで。