東京都下水道局が仕掛ける高さ約4メートルの「巨大トイレ」が9月8日、渋谷マークシティ（渋谷区道玄坂1）1階に出現する。

渋谷に出現する「巨大トイレ」アート（イメージ）

　下水道局は毎年「下水道の日」となる9月10日に、下水道広報施設「東京都虹の下水道館」（江東区）などでPRイベントを開催。今年は若者をターゲットに、普段深く触れることの少ない下水道に関心を持ってもらおうと、トイレをモチーフにした巨大アート作品を制作・公開する。

　イベント名は「#マジカル下水道」。多摩美術大学とコラボレーションし、学内のコンペティションで選ばれた同大生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻2年・鹿野里美さんの作品を展示する。「巨大トイレ」は高さ約4メートル、円周は3メートルほどになるといい、雨水や生活排水が下水道を通じて川や海に流れていく過程などをカラフルに表現。

　作品に添えられた「流す」ボタンを押すと、ガチャガチャのカプセルが回りながら落ちてくる仕組みで、カプセル内のくじが当たると景品を用意。作品は一部未完成のまま会場に運び込み、鹿野さんが仲間とライブペイントで仕上げる。

　ハッシュタグ「#マジカル下水道」を付けてSNSに投稿した人の中から抽選で「エクセルホテル東急」の食事券も進呈する予定。

　場所は1階マークイベントスクエア。開催時間は13時～19時。