渋谷・キャットストリート沿いの複合施設「渋谷キャスト」(渋谷区渋谷1)で8月25日、VR(バーチャルリアリティー)体験イベント「HELLO VR! SHIBUYA」が開催される。会場は多目的スペース「渋谷キャスト スペース」、大階段ほか。
同施設にも拠点を構えるクリエーター専用のシェアオフィス「co-lab(コーラボ)」を運営する春蒔プロジェクトと、AIなどの技術の研究・開発などを手掛け、同オフィス内に入るラボ「SpiralMind」、VRエンジニア育成スクール「VRデザイン研究所」(目黒区)で組織する実行委員会が主催する。「vol.1」となる今回、「渋谷で“う゛いあーる”やってみる?」と題し、VRになじみのない人にも「簡単に無料で楽しむことのできるVRの博覧会」を開く。
当日は18社が参加し、VR(仮想現実)やMR(複合現実)、AR(拡張現実)などの最新技術を使った製品の体験ブースや学生によるVR作品展などを展開。F1ドライバーなどプロも使うVRドライビング・シミュレーター「T3R」や、現実の訓練が難しい火災現場からの避難方法をVRで学習できる「避難体験VR」、過去の写真を合成し東京オリンピックが開かれた1964(昭和39)年の渋谷を3Dで再現する「1964 SHIBUYA VR」などのコンテンツを用意する。
主な出展企業と参加内容は以下の通り。スクウェア・エニックス=原作漫画をVR空間で体験できる「結婚指輪物語VR」、ナーブ=遠隔通話とVR技術を活用した無人店舗サービス「どこでもストア」、ネストビジュアル=VR空間で自由に落書きができるアプリ「Paint Wall」、ビービーメディア=空間にCGを合成して宝探しをするARゲーム「SEEKAR」、積木製作=PC不要で3Dデータを閲覧体験できる一体型VR「VR CAD Viewer」、eje=ウルトラマンなどのVR映画デモ体験、GJS ROBOT=スマホアプリで操作できる新世代の対戦ロボット「Ganker」体験など。
「プログラミング教育の一環やVRの最新技術コンテンツを楽しみたい方から、商用でVRを検討する方まで、幅広い方にお楽しみいただける」(実行委員会)と来場を呼び掛けている。
開催時間は12時~17時。入場無料。一部コンテンツに年齢制限あり。イベント終了後の18時~20時には、出展各社と来場者の交流の場としてアフターパーティーを開催(イベント・パーティー共に専用サイトで要事前申し込み)。学生エンジニアの優秀作品授賞式なども予定する。参加費は2,000円。