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サンロッカーズ渋谷U15が初の公式戦 競り負け黒星スタート

得点面でチームを引っ張った高橋昌也選手(写真中央)

得点面でチームを引っ張った高橋昌也選手(写真中央)

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 Bリーグ「サンロッカーズ渋谷U15(以下、SR渋谷)」が8月15日、初の公式試合となる「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2018」を迎えた。

ベンチメンバーも全身で仲間を応援

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 トップリーグに所属する「サンロッカーズ渋谷」のユースチームとして4月に立ち上がったU15。同大会は出場34チームを11グループ(3チーム10組、4チーム1組)に分け総当たり戦(4チームの組は2試合)の予選リーグを行い、各組を勝ち抜いた12チーム(1組首位1チーム、4チームの組は上位2チーム)が最終日の決勝トーナメントに進出する。

 グループEとなったSR渋谷の初戦の相手は「福島ファイヤーボンズU15(以下、福島)」。試合序盤から「ディフェンス(DF)からリズムを作るチーム」(木村一明ヘッドコーチ(HC))を体現するかのよう、アグレッシブなDFを見せたSR渋谷。シュートが決まらず重い入りとなるが、ダブルチームからのスチール(攻撃中の相手からボールを奪うプレー)から高橋昌也選手がチーム初得点を挙げた。終盤には田島楓選手の3ポイント(P)シュートが決まり10対11と第1Qから接戦となった。第2Qにはチームで最も背が高い久保裕二郎選手がリバウンドで粘りを見せるなどし、16対20で前半を折り返した。

 後半は開始序盤に高須選手の得点で先制したSR渋谷は、0度からのシュートなど久保選手の連続得点で逆転に成功。ベンチメンバーも盛り上げを見せ、声を出してチームメートを応援した。30対26と4点リードで迎えた最終Qは、開始1分強で高須選手が「得意としている」3Pを決めるも、直後に福島・上野龍信選手に連続で3Pを許し逆転されると、上野選手の勢いを止めることができないまま試合は終盤に突入。残り25秒でギュンギョル大海(デニズ)選手が3Pを決め2点差まで詰め寄ったSR渋谷はファウルゲームを選択するも、福島はフリースローを確実に決め点差は縮まることなく44対52で黒星スタートとなった。

 高須選手は、初の公式試合に「すごく緊張した」と言うが、「チーム一丸となってDFから激しく頑張ろうと試合に入った。チームのDF、オフェンス(OF)はできたと思うが、簡単なシュートを外してしまった」と課題は残る。高橋選手は「勝ちたかった」と悔しさをにじませ、チーム最多となる12点を挙げたが、「得点が伸びなくて自分が点を取らなきゃという気持ちもあったので、前半シュートをたくさん外したのが悔しい」と満足はしていない様子だった。

 スカウティングができない中での試合となったが、「自分たちがやってきたことを信じてやり続けよう」と選手たちに声を掛けたという木村HC。福島の上野選手と猪狩智哉選手を止めることを課題に挙げていたというが、「3Qまではやれていたと思うが、上野選手に連続で3Pを決められたのが一番の決め手だったのでは」と振り返った。得点力に課題は残ったが、リバウンドやスチールなど「DFは反省がないくらい十二分にやってくれた」と評価した。

 1日2試合となるこの日、次戦は「ライジングゼファー福岡U15」と戦う。木村HCは「最初のポゼッションを自分たちがやってきたことを出す。そこからリズムを作って自分たちのバスケをして、相手のバスケットをさせないことを徹底させたい」と意気込んだ。高橋選手は「試合をする機会があまりないので、一戦一戦大事にしていきたい。得点を決めていればマークも厳しくなると思うが、DFで貢献するなどチームを勝たせられるプレーをしたい」とも。

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