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NBAラッセル・ウェストブルック選手、Bリーガーらと競演 代々木公園でイベント

エキシビションマッチでダンクを披露したウェストブルック選手(中央)

エキシビションマッチでダンクを披露したウェストブルック選手(中央)

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 代々木公園内のバスケットボールコート(渋谷区神南2)で8月15日、NBAプレーヤーのラッセル・ウェストブルック選手がキッズクリニックやエキシビションマッチに参加した。

キッズクリニックに参加したウェストブルック選手

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 ナイキ・ジョーダンブランドと契約しているウェストブルック選手の「WHY NOT TOUR」の一環。会場のスタンド席は約800人のバスケファンで埋め尽くされたほか、入場しきれなかった多くの人が立ち見でイベントを楽しんだ。

 小学生たちが参加したキッズクリニックのミニゲームでは、ジャンプボールでポジショニングを細かく指導したり、ボールを高く投げたりして笑いを誘う場面も見られたほか、シュートを決めた子どもとハイタッチを交わすなどふれ合った。ウェストブルック選手は子どもたちに「楽しんでいたのが良かった。それが一番大事なこと。素晴らしかった」と声を掛けた。シュート力を競う「KNOCKOUT TOURNAMENT」には4000人以上から応募があった中から4人が決勝に進み、ウェストブルック選手と対戦。ウェストブルック選手はリバウンドからダンクを決めるなど観客を盛り上げ、最後は3ポイント(P)シュートを沈め勝利を収めた。

 メインイベントは、男子プロバスケ「Bリーグ」の選手たちによる「TEAM WHY NOT」と、同コートで開催されているストリートバスケットボールトーナメント「ALLDAY」に参戦する選手による「ALLDAY ALLSTAR」による5on5のエキシビションマッチ。ウェストブルック選手は「TEAM WHY NOT」チームの監督としてベンチに入った。

 試合開始序盤から「ALLDAY ALLSTAR」が先行し、0対8となったところでウェストブルック選手がボールをたたきつけ怒ったかのようなしぐさを見せ、タイムアウトを取り選手を鼓舞した。「ALLDAY ALLSTAR」優勢のまま試合は終盤に入ると、場内からは「ラッセル」コールが沸き上がり、ウェストブルック選手は後半残り1分55秒でコート・イン。1対1でドリブルテクニックを見せたり、ダンクを披露したりして会場を沸かせた。

 試合は17対39で「ALLDAY ALLSTAR」が勝利。ウェストブルック選手は「次に来たときは負かす。東京に来るのが待ちきれない」と早くもリベンジに闘志を燃やし、豪快なリバースダンク(ゴールに背を向けてダンク)を決めてコートを後にした。

 初めてストリートバスケのコートでプレーしたという富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)は「普段と違う雰囲気でプレーして(バスケの)違う楽しみを知った」と楽しんだ様子で、ストリートバスケの経験もある岡本飛竜選手(広島ドラゴンフライズ)は「日本のトップレベルの選手たちが(ストリートバスケのコートに)来たことでいろいろなバスケが広がれば」と期待を込めた。アイラ・ブラウン選手(琉球ゴールデンキングス)は「五輪もあるので、バスケットがさらに盛り上がるきっかけになれば」とも。

 田臥勇太選手(栃木ブレックス)は「学生の子もいて、NBAを間近に感じられるのは素晴らしい機会だったのでは」と振り返ると、竹内公輔選手(同)も「ウェストブルック選手のプレーを見るという素晴らしい経験をしたと思う。バスケを楽しんで目標に向かって励んでほしい」と呼び掛けた。古川孝敏選手(琉球ゴールデンキングス)は「まだまだ高いレベルの選手だが、僕ら自身も負けないように頑張らないといけない」と刺激を受けた様子を見せ、落合知也選手(3人制バスケ「BREX. EXE」)は「僕もバスケでいろいろな人を楽しめられるようになりたい」と意欲を見せた。

 「ALLDAY ALLSTAR」のメンバーとして参加した「UDNERDOG」のメンバーでBリーグ「サンロッカーズ渋谷」の選手でもある長谷川智也選手は得意の3ポイントシュートを2本決めるなど勝利に貢献。「こんな機会はめったにないと思うので、人生においても良い経験だった。(ウェストブルック選手と)一緒の空間にいられて幸せだった」と振り返り、ウェストブルック選手について「運動能力がずばぬけていて、ファンサービスが素晴らしかった」と話した。

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