渋谷センター街で8月3日、浴衣パレードが行われた。
渋谷センター街商店街振興組合(渋谷区宇田川町)が、商店街への幅広い年齢層の来街を促し集客の増大を図ることを目的に、「元来七夕が行われていた」という旧暦の七夕に合わせて開催している「七夕まつり」の一環。地域を応援する「Send our Heart ~日本に笑顔を~」の取り組みにも位置付ける。
スクランブル交差点近くのメインポールをはじめ、バスケットボールストリート(通称バスケ通り)や井の頭通りなどの街路灯に、仙台で手作りされた「くす玉」と「吹き流し」のセット67個を飾り付けている。
バスケ通りで行った浴衣パレードは、2010年から街のイメージチェンジを図るため街づくりに携わっている昭和女子大学(世田谷区)環境デザイン学科の学生が協力。パレードには女子大生はじめ、男子バスケットボール「Bリーグ」のチームで渋谷区をホームタウンにするサンロッカーズ渋谷とアルバルク東京のチアリーダー、江戸かっぽれ連など120~130人ほどが参加した。
サンロッカーズ渋谷とアルバルク東京のチアリーダーはダンスパフォーマンスでイベントを盛り上げたほか、歌手のKYOKO☆さんがJOC公式オリンピック日本代表選手団テーマソング「強く美しく」を披露した。女子大生たちは浴衣姿で参加し、来街している外国人観光客らの目を楽しませた。
長谷部健渋谷区長は「外国人観光客も多い都心でありながら、しっかり日本の伝統文化が継承されていることを誇りに思う」とあいさつした。
装飾は今月7日まで。