渋谷の複合文化施設「Bunkamura」(渋谷区道玄坂2)が7月2日から、改修工事に伴い全館休館している。
東急グループが1989年に東急百貨店本店隣に開業した同施設は、コンサートホール「オーチャードホール」や劇場「シアターコクーン」、映画館「ル・シネマ」などの文化施設やカフェ「ドゥ マゴ パリ」などを展開。全館を休館し改修に着手するのは2011年12月の大規模リニューアル以来で、施設の改修・修繕などを経て11月15日に再オープンする。
リニューアルオープン後は、各施設でBunkamura30周年を打ち出し、記念企画を展開する。「ザ・ミュージアム」では同23日から、企画展「国立トレチャコフ美術館所蔵『ロマンティック・ロシア』」を開催。シアターコクーンでも30周年企画として、同劇場が海外の気鋭を取り上げ新たな視点で2016年秋から取り組む演劇シリーズ「DISCOVER WORLD THEATRE」第4弾「民衆の敵」を上演する。出演は堤真一さんほか。
同館ではホームページなどに休館の知らせを掲載。エントランス前にもポスターや看板を掲出している。