表参道・キャットストリート周辺で7月21日・22日、ピクセルアートの祭典「シブヤピクセルアート2018」が開催される。主催はスリーシックスティ・チャネル(渋谷区神宮前6)などでつくる同実行委員会。
「デジタル画面の中のピクセルを、街なかに引っ張り出して表現する」試みとして昨年初開催。今回は展開エリアを狭め、短期間で開催。特別協賛するタイトー(新宿区)のビデオゲーム「スペースインベーダー」とタッグを組む。街なか30カ所には、インベーダーのポップやステッカーを掲出。写真を撮ってツイッターまたはインスタグラムで、ハッシュタグ「#シブヤインベーダー」を付けて投稿を呼び掛けるハント企画を展開する。
イベントにはアーティスト11人が参加し、同ゲームのキャラクターや元となった小説「宇宙戦争」に着想を得た作品を制作。表参道に面したキャットストリートの「ヨンデル」像周辺には、イベントのシンボルとなるピクセルを用いた彫刻作品を展示する。現代アーティストで彫刻家のzerotaroさんの作品で「古代侵略者」をテーマにする高さ1.8メートルほどの作品になるという。同所は案内ゾーンとしてイベントパンフレットの配布なども予定(21日=11時~19時、22日=11時~18時)。
ドット絵作品を手掛けるBAN-8KU(バンパク)さんは、「渋谷ZOO」と題したキャンバス作品を街なかに展示。イラストレーターZennyanさんの作品は、原宿・神宮前交差点近くの「サマンサタバサ表参道GATESポップアップデジタルストア」(神宮前6)外壁の全面LEDで上映予定。ギャラリー「The Flat」(神宮前5)では、作品参加アーティスト全員が同ゲームのキャラクターとコラボレーションして制作した作品を展示する。開催時間は11時~19時(22日は18時まで、入場無料)。
ホテル「TRUNK(HOTEL)」(神宮前5)では、ラウンジやポップアップスペース、客室1室を「スペースインベーダー」仕様にする。客室にはキャラクターのスケッチなどを展示し、アナログレコードで音楽を聴いたりインベーダーゲームで遊べたりできるようにする。利用時間は21日=14時~17時、22日=11時~17時、1時間制(各回定員先着5人)で有料(価格未定)となる。21日(20時~23時30分)にはラウンジで、「音電(隠田)ピクセルアートナイト」として、DJらを招いた音楽イベントを開く。入場無料。
同実行委員長を務める坂口元邦さんは「今まで体験したことが無い空間や街並みを、アーティストたちと作るので、街に出て見てほしい」と呼び掛ける。