シブヤ経済新聞(以下シブ経)の今年上半期PV(ページビュー)ランキングは、「JR渋谷駅・埼京線ホームに最大1メートル超の段差 線路切り替えで」が1位になった。
5月に一部路線を運休し行われた山手線と埼京線ホームの並列化に向けた工事に関する記事が1位と3位にランクイン。工事の影響で、JR渋谷駅埼京線ホーム上には最大1メートルを超える段差ができ、ホームの変化に注目が集まった。
同じ月には東京メトロ銀座線の線路切り替え工事も行われ、3日~5日の始発から終電まで、渋谷駅~表参道駅間と青山一丁目駅~溜池山王駅間を終日運休し線路を移設。駅再開発と連動した鉄道各社の動きに大きな関心が寄せられた。
上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。
1. JR渋谷駅・埼京線ホームに最大1メートル超の段差 線路切り替えで(6/1)
2. 東京メトロ銀座線渋谷駅、線路切り替え工事終え4日ぶりに営業再開(5/6)
3. JR渋谷駅で埼京線・湘南新宿ライン線路切り替え工事 宮益架道橋架け替えも(5/27)
4. 東横線旧渋谷駅跡地「渋谷ストリーム」9月開業へ 商業ゾーン29店舗発表(5/24)
5. 渋谷駅東口歩道橋のスロープ閉鎖 同時に地下歩道開通、駅と直結(6/1)
6. 名称は「渋谷ブリッジ」に 東横線渋谷~代官山間線路跡の複合施設(5/25)
7. 「ラ・フェンテ代官山」閉館へ 開業18年で取り壊し、マンションに建て替え(6/21)
8. 渋谷駅西口再開発「東急プラザ渋谷」にシンガポール発・屋上レストラン 日本初出店(5/25)
9. ブックオフ渋谷センター街店、閉店へ 都市型大型店として営業10年(6/25)
10. 「山下書店渋谷南口店」閉店へ 歩道橋掛け替えで客足減少(4/11)
再開発関連では4位に、東急東横線旧渋谷駅ホーム・線路跡地を活用した大規模複合施設「渋谷ストリーム」の開業日と出店テナント発表の記事がランクイン。同じ東横線線路跡地の再開発計画として渋谷ストリームとも遊歩道などの動線でつながる「渋谷代官山Rプロジェクト」の施設名が「渋谷ブリッジ」となったことを報じた記事も6位にランクインした。
再開発で街が大きく動く中、閉店する店も。2000年に開業した代官山の商業施設「ラ・フェンテ代官山」が7月で閉店、取り壊されることが明らかになった(7位)ほか、渋谷センター街の「ブックオフ」閉店(9位)、渋谷駅南口で20年近く営業していた「山下書店」閉店(10位)と、店を閉めることになった両店について取り上げる記事にも注目が集まった。
「渋谷ストリーム」「渋谷ブリッジ」の開業を今秋に控え、新たなにぎわい創出を見込む駅南街区~代官山エリアをはじめ、2019年度中には渋谷スクランブルスクエア東棟(1期)が駅街区で開業を予定するなど、街が大きく動き始めた広域渋谷圏。駅周辺の再開発も含め、変わりゆく街の動向を伝えていきたい。