男子プロバスケ・Bリーグ「サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)」の選手たちの去就が出そろった。
Bリーグ開幕に合わせて渋谷区をホームタウンとし、青山学院記念館(=大学体育館、渋谷区渋谷4)をホームアリーナとして活用しているSR渋谷。ヘッドコーチや約半数の選手を入れ替え挑んだ2季目は、60試合を28勝32敗、地区5位という結果でチャンピオンシップ進出を逃した。
来シーズンに向けて契約を更新した選手は、昨季キャプテンを務めたほか渋谷区観光協会スポーツアンバサダーでもある伊藤駿(たかし)選手、青学大出身の広瀬健太選手、チームの大黒柱として992得点(1試合平均16.5点)を挙げるなどした元NBAプレーヤーのロバート・サクレ選手、昨季SR渋谷に移籍しコート内外でチームを盛り立てた山内盛久選手、昨季大学在学中に入団した杉浦佑成選手など9人。自由交渉者リスト入りしていた生え抜きの満原優樹選手、3シーズン目となる清水太志郎選手も契約を更新した。
初年度は新人賞に選ばれ、昨季は1試合平均2桁得点をマークするなど成長著しいベンドラメ礼生選手はプロ3年目もSR渋谷でプレーすることを決め、「皆さんに大きく期待されていると思いますし、その期待に応えたいと思っています。チャンピオンシップで勝つことだけを目標に、チームのために最善を尽くして戦います!皆さんも一緒に戦ってください!」とコメントを寄せた。
SR渋谷2季目となる長谷川智也選手は「2017-18シーズンは途中でけがをしてしまい、チームのメンバー、ファンの方々には期待外れなかたちになってしまいました。(来シーズンは)自分の熱い気持ちをもっともっとコートに出していき、チャンピオンシップでも黄色い軍団が輝いている事をファンの皆さまに約束致します」と誓いを立てた。
昨シーズンに引き続き勝久ジェフリーヘッドコーチが指揮を執るほか、伊佐勉アシスタントコーチ(AC)、カイル・ベイリーAC、廣瀬慶介AC、デイビッド・ナースアドバイザリーコーチ、アセニヨス・ケネスマネジャー、岡部大河チームマネジャーも選手と共に来シーズンを戦う。
退団したのは、得点面だけではなくリバウンド(シーズン計533本)やブロックショット(同60本)などディフェンス面でも貢献したジョシュ・ハレルソン選手、シーズン途中で加入したルーベン・ボイキン選手など4人。ディフェンス面を中心に貢献した菊池真人選手は名古屋ダイヤモンドドルフィンズへ移籍。特別指定選手としてシーズン途中で加入した阿部諒選手は、B2島根スサノオマジックへの入団が決まった。
併せて、JBL「日立サンロカーズ」時代から6季トレーナーを務めていた松田直晋さん、NBL「日立サンロッカーズ東京」時代から3季ストレングスコーチを務めていた柴田宗範さんとの契約も満了。「日立サンロッカーズ東京」時代から通訳やマネジャーを務めた松岡亮太さんは、トップチームを離れ、サンロッカーズ渋谷ユースのマネジャーに就任した。