JR渋谷駅が現在、オリジナルキャラクターを決める一般投票を受け付けている。
同駅社員が中心となり、「乗車記念スタンプ」を作ることを目的に昨年9月ごろからスタートした同企画。JR日暮里駅では、「にゃっぽり」というオリジナルキャラクターを乗車記念スタンプに活用していることから、渋谷駅でも「独自のキャラクター作り」のアイデアが出たという。
当初、企画メンバーがデザインを試みたが「限界があった」ことから再検討し、JR線線路沿いにキャンパスを構えるデザインの専門学校「日本デザイナー学院」(渋谷区桜丘町)との産学共同プロジェクトとして、学生からアイデアを募集することになった。両者は、2015年の渋谷駅130周年の時に缶バッジのデザインを依頼したことなどから、かねて付き合いがあった。
学生が「渋谷の街」をイメージして制作したデザインは86種類。その中から、渋谷駅の社員約90人の1次投票で最終候補14種類まで絞った。その中から一般投票でオリジナルキャラクターを決める。
最終候補に残っているのは、眉毛が切符で耳が駅名標、腹部に渋谷駅前スクランブル交差点を想起させる模様を入れた「渋犬」、顔が渋谷駅前スクランブル交差点を上から見たデザインになっている「スクランブル蔵」、顔が鳩で体が人間の「ハト丸さん」、「Shibuya」という文字をプリントしたTシャツを着ている豚のキャラクター「しぶーや」、渋谷にいる若者をイメージした男女のキャラクター「渋谷(しぶたに)Twins」など。渋谷駅西口のみどりの窓口内で投票を受け付けている。
みどりの窓口の営業時間は7時~22時。投票期限は6月30日。7月上旬に決定予定で、駅内の掲示物で発表するという。