渋谷・公園通りに6月29日、米発アイウエアブランド「Ray‐Ban(レイバン)」の国内初直営店で旗艦店となる「Ray-Ban Store SHIBUYA」(渋谷区神南1、TEL 03-6416-5601)がオープンする。経営は伊ルックスオティカグループの100%出資日本法人ミラリジャパン(千代田区)。
テンプル内部に「SHIBUYA」の文字を刻印する「ウェイファーラー」
「光を遮断する」意味を持つブランド名の同ブランドは、1923年に米国陸軍航空のパイロットがサングラスの開発を依頼したことを機に、1937年アメリカで誕生。購買層は20代~40代など幅広いというが、今後18歳~24歳のミレニアル世代へのアプローチも強化していくという。
現在、ヨーロッパや中国などでも展開し、世界に直営店161店舗を展開。2015年のNYを皮切りに、認知向上を図り「カルチャーを発信する力のある街」への旗艦店の出店をグローバルで進めている。日本では1999年から取り扱いがあり、オンラインストアや卸で展開してきた。国内初の直営店で、世界4店舗目の旗艦店となる同店。ファッションやアート、音楽など「カルチャーの発信地」という点などから渋谷を選び、トラフィックや渋谷パルコの再開発など将来性を見込み公園通りに出店した。
場所はクリスタルジュエリー「スワロフスキー」跡。店舗面積は103平方メートル。各地の旗艦店と同じデザインで、店舗はブランドカラーである赤と黒を基調に仕上げている。デジタルツールも取り入れ、サイネージではブランドの歴史や世界観を表現する映像も流す。店頭では、これまでオンラインのみで展開してきたカスタマイズサングラス「Remix」(23,760円~)をオーダーできるタッチスクリーンも用意した。
同店では約900種類以上の全商品をそろえる。1952年に誕生したアイコニックなモデルの1種「ウェイファーラー」(2万2,680円~)、丸みのあるスタイルが特徴的な「クラブラウンド」(2万4,840円~)、歌手ジャニス・ジョップリンからインスパイアされた「ジャジョ」(2万2,680円~)、キッズコレクション(1万800円~)など。ミラーレンズ、グラデーションカラーレンズ、調光レンズなどさまざまなレンズに変更できるほか、純正の度付きレンズ・サングラスレンズ(フレームに追加2万1,600円~)を国内では初めて扱う。
旗艦店として、ウェイファーラーのテンプル内側に「TOKYO」「SHIBUYA」の文字を刻印したモデル(2万2,680円)、米NYの兄弟ユニット「マルティネス・ブラザーズ」とのコラボモデル(2万7,000円または3万240円)を同店限定商品として扱う。
営業時間は11時~20時。