渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)のホールで7月26日から、引退を表明している歌手・安室奈美恵さんの軌跡を辿る体感型の展覧会「namie amuro Final Space」が開催される。
テレビ出演時やミュージックビデオ撮影時などに着ていた衣装も展示する
沖縄出身の安室さんは中学生だった1992年、5人組グループ「SUPER MONKEY'S」としてデビュー。1995年にはソロアーティストとして活動を始め、立て続けにミリオンヒットを記録。1996年ごろには厚底ブーツにミニスカートなど、安室さんのファッションをまねした「アムラー」が渋谷を中心に流行。以降もヒットを続け、今年9月16日をもって引退することを発表している。
渋谷エリアでは昨年11月、引退前最後のアルバム「Finally」の発売を記念して、「SHIBUYA109」(道玄坂2)8階イベントスペース「DISP!!!」で期間限定ショップを展開。シリンダーにもNTTドコモ25周年を記念し安室さんの巨大ポスターが掲出され、多くのファンが訪れた。
今回の展示は、2009年に発売した「Dr.」をモチーフに、歌詞に登場する博士(Dr.クロノス)から「安室奈美恵の記憶を集めよ」と指令を受けた女性が西暦3000年から現代の世界に送り込まれ、撮り下ろしの映像を中心に来場者と一緒に軌跡を辿っていくアトラクション型の空間に仕上げるという。
場内には、引退前最後のツアーとなった「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」のステージに作られたビル群の実物セットなどツアーのアイテムを展示するほか、1996年以降のテレビ番組出演時に着用した衣装、長男出産後初のツアー「NAMIE AMURO TOUR“GENIUS 2000”」(2000年)からファイナルツアーまでのライブ衣装、「Hero」「Finally」などのミュージックビデオで着た衣装もそろえるという。引退日の9月16日まで開催する。
開催時間は10時~21時(1時間制)。入場料は、日時指定前売り券=1,500円、当日=1,800円。6月26日(10時)発売。