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W杯初戦後の混雑をメッシュ単位で予測 渋谷駅周辺でAI使い実証実験

AIを使った技術「近未来人数予測」の予測画面。メッシュ単位で人数で表示される(渋谷駅周辺は画像右上部分)

AIを使った技術「近未来人数予測」の予測画面。メッシュ単位で人数で表示される(渋谷駅周辺は画像右上部分)

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 日本代表がサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会初戦を白星で飾った6月19日、渋谷駅周辺でAI(人工知能)を使った予測技術「近未来人数予測」の実証実験が行われた。

一夜明け平穏を取り戻す渋谷駅前スクランブル交差点

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 NTTドコモが昨年9月に実証実験を始めたこの技術は、同社の携帯電話ネットワークの仕組みを活用して生成されるデータを基に250~500メートルのメッシュ単位で推計した人口統計を、NTTグループのAI関連技術「corevo」の一つ「時空間変数オンライン予測技術」で予測するもの。人口統計の時系列データから時間と空間の影響を潜在的な構造としてモデリングし変動パターンを学習、数時間先の人数を10分単位で予測するという。

 実証実験は昨年11月から12月にかけて沖縄県豊見城市の道の駅「豊崎」でも展開。同社によると、この日は日本代表のW杯初戦を迎えサポーターらで混雑が予測された渋谷駅周辺で、警備に当たった警視庁に協力するかたちで技術を提供したという。

 観光地の人出予測や発災後の避難者動静などの人数分布を把握することで、混雑解消や災害復旧支援につなげるのが狙いで、本年度中の実用化を目指し活用方法を検証する。

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