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バスケ男子日本代表、韓国に勝利 竹内譲次選手「ディフェンスで流れ作った」

10得点リバウンド8本、ブロックショット4本と活躍した竹内譲次選手(中央奥)

10得点リバウンド8本、ブロックショット4本と活躍した竹内譲次選手(中央奥)

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 バスケ男子日本代表(AKATSUKI FIVE)が6月15日、大田区総合体育館で韓国代表との強化試合を行った。

スチールからダンクを狙うプレーなどを見せた馬場雄大選手

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 今月29日、7月2日に控える「FIBAバスケットボールワールドカップ2019アジア地区 1次予選」最終シリーズ「Window3」に向けた強化試合。Window3に向けた最終メンバー12人を決める意味も持つ。

 ティップオフ直後は韓国に連続得点を許し2対10とリードを許すも、日本代表戦初出場となったニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース)や八村塁選手(米ゴンザカ大)の得点で同点に追い付き、比江島慎選手(シーホース三河)の3ポイント(P)シュートで逆転に成功。第1クオーター(Q)から7点のリードを奪った。第2Qにはスチール(攻撃中の相手からボールを奪うプレー)やブロックショット(シュートブロック)などディフェンス(DF)からチャンスを作りリードを広げることに成功。

 後半序盤は両チーム得点が動かない時間帯も見られた中、韓国がアグレッシブなDFから得点を重ね一時3点差まで追い付かれた。最終Qには、八村選手が自身のドライブのこぼれ球を自らの押し込んだほか、富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)のドライブのこぼれ球をダンクで押し込み場内を沸かせた。日本は逆転を許すことなく88対80で勝利。ファジーカス選手が28得点、八村選手が17得点と躍動した。フリオ・ラマス ヘッドコーチは、「Window3に向けて韓国に勝利した意味は大きい。ファジーカスと八村が最初から加わっていたら今の状況(勝敗ランキング)ではなかったと思う。新メンバーの活躍に期待したい」と話した。

 八村選手、ファジーカス選手の加入によりベンチスタートとなった竹内譲次選手(アルバルク東京)は、第1Q中盤に出場すると積極的にリングにアタック。ファウルをもらうとフリースローを確実に決めていった。「DFから流れを作った」と振り返った通り、前半でブロックショット3本、DFリバウンド5本と貢献。後半には、馬場雄大選手(アルバルク東京)からのスチールからダンクを決めるなど、連携プレーも見られた。「新たなメンバーとも良い形でアジャストができた。試合を通して連携することを体験すれば、DFやオフェンスに良い結果が出ると確信できた」と振り返った。

 馬場選手はスターティングで出場。ルーズボールを拾いチャンスを作ったり、スチールから速攻を仕掛けダンクを狙ったりと持ち前のアグレッシブさや身体能力を見せた。「ひさびさの代表だったが行けるということを体感できた。オーストラリア戦、チャイニーズ・タイペイ戦に向けてとても良い準備になるのでは」と手応えをうかがわせた。

 肉離れが完治していない田中大貴選手(アルバルク東京)はベンチ入りしたものの試合には出場しなかった。window3に焦点を当てて調整しているという。新戦力の加入に「今までにない有利な局面が展開できている。2人をもっと効果的に活用すればさらに良い結果になるのでは」と期待を込めた。

 両チームは今月17日にも仙台で戦う。

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