恵比寿・渋谷橋交差点の一角に5月28日、麦焼酎「となりのおくさん」をメインに提供する居酒屋「となりのおくさん 恵比寿本家」(渋谷区広尾1、TEL 03-6277-3846)がオープンした。
提供する焼酎「となりのおくさん」「いまかの」「もとかの」「駐在員のおくさん」
恵比寿東口に本店を構えるショウロンポウ専門店「京鼎樓(ジンディンロウ)」などの飲食店経営や商品企画・PRなどを手掛けるネットワークファッション(広尾1)の新業態1号店。同社が宮崎の酒造会社などと手を組み販売する焼酎シリーズを前面に打ち出し、料理は和食を中心に酒に合うおばんざいなどを提供する。
店舗面積は16.4坪。席数は、カウンター10席とテーブル12席の計22席を用意する。モノトーンを基調にシンプルな内装の店内のカウンター頭上や壁面の棚に焼酎のボトルが並ぶ。
焼酎は、宮崎の神楽酒造と企画した「となりのおくさん」をメインに、鹿児島の酒造「さつま無双」が造る芋焼酎「いまかの」「もとかの」もそろえる。シリーズの中でも同店限定で提供する琥珀(こはく)色の麦焼酎「駐在員のおくさん」は時間をかけて「たる貯蔵」され、ウイスキーのような味わいが特徴という。
料理は、日替わりで用意する「本日のおばんざい」が主力。「生ハムサラダ」「なすみそ」(以上580円)、「サバの煮付け」「鶏から」(以上780円)など。「旬野菜盛り」は、ズッキーニやトマトなどの旬の野菜を客のリクエストや料理人のお任せで調理する。2種・600円~。
「たこわさ」「もずく酢」(以上490円)などのつまみや、「ちくわ磯辺揚げ」(490円)や「タコの唐揚げ」(780円)などの一品料理も用意。ほかに、「本日の刺し身3点盛り」(1人前=1,280円)、「しまホッケ炭火焼き」(890円)などの魚介系や、「砂肝と手羽先揚げ」(780円)、「漬けハラミ炭火焼き」(1~2人前=1,200円)などの肉料理、「ほっこりお茶漬け」(500円)、「赤だし」(450円)などをそろえる。
プロ野球選手を経て2017年に同社に入社し、「となりのおくさん」シリーズの企画・PRなどを手掛ける香月良太さんは「『となりのおくさん』は特に飲みやすい。一番人気でボトルキープも多い」と、早くも棚の増設も検討しているという。「おくさんロック」や「おくさんソーダ割り」をはじめ、「おくさんジャスミン」「おくさんコーン茶」(以上580円)やレモンサワーに凍ったレモンを入れる「おくさんフローズンレモン」(680円)などのバリエーションも用意する。ロック・ソーダ割り・水割りは580円、ボトルは各3,980円(「駐在員のおくさん」のみ5,500円)。
アルコールはほかに、日本酒(1合800円~)、ウイスキー(550円~)、ワイン(赤・白、グラス600円、ボトル5,000円~)、シャンパン(ボトル1万5,000円~)などをそろえる。ソフトドリンクは、緑茶、コーン茶、ジンジャーエール(以上500円、価格は全て税別)ほか。
営業時間は16時30分~23時(ラストオーダー、金曜~日曜は16時~)。今後は仕事帰りの需要などが見込めるエリアを中心に、全国で多店舗化を目指すという。