裏原エリアに6月8日、フルーツを組み合わせたコーヒーを提供するコーヒー店「AOTIGER(アオタイガー)Coffee原宿店」(渋谷区神宮前3、TEL 03-6315-4195)がオープンする。経営はAOTIGER(同)。
18歳で起業家の育成事業などを展開するViginals Japanを立ち上げた社長の浮山栞さん(23)が新たに立ち上げた事業。自身が好きな「コーヒーとフルーツを組み合わせたらどうだろう」という考えから誕生したブランドで、同社会長で投資家のリー・カシンさん支援の下、13年以上の経験を持つ台湾人のバリスタがメニューを開発した。
若年層をコアターゲットにしていることや、「世界への発信」を目指していることから、「日本の中心地であり情報発信地である」原宿に1号店を出店した。木造の一軒家を改装した同店の店舗面積は約12坪で、席数はテラス含め34席。ファサードは「ブラックコーヒーを光に当てた時の色」である藍色を基調に、表面に現れる波や虎の模様をイメージした模様を金色で表現。店内中央にはオーダーメードのカウンターを設置し、どこからでもドリンクを作っている所を見られるオープンキッチンにした。
ドリンクには、オリジナルブレンドの豆を使うコーヒーと、築地で仕入れる国産フルーツを使う。主力メニューは、「富士山スノーカバー」(626円)で、シロップとエスプレッソをシェーカーで混ぜたアメリカーノに、クリームチーズをベースに塩味などを加えたクリームをのせフルーツの果肉を添えるドリンクになっている。フルーツは季節ごとに変わるが、オープン時はパイナップルやイチゴなどをラインアップする。
フルーツラテは(594円)、フルーツシロップを加えた牛乳の上にエスプレッソを注ぎフルーツの果肉を添える。シンプルなラテ(486円)なども用意するほか、今後メニューは増やしていくとともに、豆やオリジナルグッズなども販売する予定。ドリンクはテークアウト可能。
浮山さんは「『コーヒーなのか』と思うようなドリンク。コーヒーが苦手な方などでもごくごく飲めるのでは」とアピールする。
営業時間は9時~22時。今後首都圏を中心に出店を進め、来年には国内で10店舗を展開する計画。