JR渋谷駅埼京線・湘南新宿ラインの線路切り替え工事に伴い、現在、埼京線・湘南新宿ラインホーム上に最大1メートルを超える段差ができている。
JR東日本は、周辺で進む再開発に合わせて、2020年春をめどに埼京線のホームを山手線ホームと並列化する移設工事を進めている。5月25日終電後~27日22時ごろには、埼京線・湘南新宿ラインの線路切り替え工事に伴い、大崎駅~新宿駅間などの一部列車を運休。渋谷駅前交差点~宮益坂下交差点間の旧大山街道も一時通行止めにし、宮益架道橋の線路の一部を架け替えた。
ホームに出現した段差は線路架け替えに伴うもの。区間はホームの全長310メートルのうち188メートルで、これまでと同様の高さの下りホームに対し、上りのホームをかさ上げ。段差は恵比寿寄りのホーム中ほどから始まり、山手線ホーム(原宿)側に向けて徐々に広がり、最大1メートル10センチの差が付く。階段は最大で5段となり、ホームでは看板や標識テープなどで注意を呼び掛けている。段差は並列化が完了するまで続くという。
埼京線・湘南新宿ラインは6月1日終電後から3日22時ごろにかけても、大崎駅~新宿駅間で運休。りんかい線との直通運転も中止し、同線は大崎駅で新木場方面に折り返し運転するほか、成田エクスプレスなど特急列車も運転を変更。山手線は通常運転する。
渋谷駅では今後、3工程にわたって線路切り替え工事を予定。今回の工事では、切り替え前の旧線路撤去などの作業を行うという。