原宿駅近くの「ネスカフェ原宿」(渋谷区神宮前1)で5月31日、現代版「ミルクホール」が期間限定オープンした。
「ミルクホール」は大正期を中心に流行した飲食店。希釈用の濃縮タイプ商品を展開しているネスレ日本(神戸市)が、同商品購入客の約8割が「牛乳で割って飲んでいる」ことなどから、6月1日の「牛乳の日」に合わせ限定オープンした。
店内には大正~昭和に活躍した画家・竹久夢二の作品のパネルや蓄音機、「大正レトロな」デザインのランプなどを展示しているほか、BGMには大正期の音楽を採用。1日数回、展示する蓄音機からも音楽を流すという。店員は大正時代の「ミルクホール」の給士をイメージしたエプロンを着けている。カウンター席に用意するiPad(5台)では新聞・雑誌・漫画などを閲覧できるサービスも提供する。
期間中は、同社の濃縮タイプ商品と国内各地の牛乳を選べるメニューなどを提供する。「贅沢(ぜいたく)カフェメニュー」(500円)は、濃縮タイプ商品=「コク深めミルクコーヒー甘さひかえめ」「贅沢抹茶ミルク」「アールグレイミルクティー」など5種類、牛乳=北海道「稚内牛乳」、栃木県「ガーンジィゴールデンミルク」沖縄県「石垣ジャージー牧場牛乳」など5種類から、それぞれ選ぶことができる。
「贅沢カフェメニュー」と、カステラに「ようかん」や「あんこ」を挟むスイーツ「シベリア」を、「ミルク料理」研究家・小山浩子さん監修で「ネスカフェ ゴールドブレンドコク深め」商品を使ってコーヒー味に仕上げた「コク深めシベリア」のセット(800円)なども用意する。
営業時間は11時~20時。今月10日まで。