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アルバルク東京、渋谷区長を表敬訪問 シーズン優勝報告、職員ら出迎え

優勝トロフィーは「重かった」という長谷部健渋谷区長(左から3番目)

優勝トロフィーは「重かった」という長谷部健渋谷区長(左から3番目)

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 アルバルク東京(以下、A東京)の選手たちが5月31日、長谷部健渋谷区長を表敬訪問した。

区の職員らが出迎えた

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 渋谷区をホームタウンに活動するA東京。2季目となった今季は、レギュラーシーズン60試合を44勝16敗地区2位の成績を収め、チャンピオンシップは京都ハンナリーズ、シーホース三河、千葉ジェッツふなばしを下し初優勝を果たした。

 この日は、チームを運営するトヨタアルバルク東京(文京区)の林邦彦社長、ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)、キャプテンの正中岳城(たけき)選手、菊地祥平選手、渋谷区観光大使スポーツアンバサダーである竹内譲次選手、マスコット「ルーク」が来庁。正中選手が優勝トロフィーを手に登場すると区職員らは拍手で出迎え、選手たちは1階~3階の各フロアを練り歩いた。

 長谷部健渋谷区長は冒頭、「おめでとうございます。本当に素晴らしい」とたたえると、林社長は「シーズン始まる前に(センター街を)パレードして、必ず優勝してもう一回来ようという思いを持っていた。昨シーズンはセミファイナルで非常に悔しい思いをした。今回は全員がその思いを持ってやってこられた。庁舎内を回って私も感動した」と答えた。

 本来のホームアリーナである国立代々木競技場第二体育館(渋谷区神南2)が改修工事中のため使えないことや、2020年の東京五輪・パラリンピックの競技会場となっていることもあり、A東京はホームアリーナ・ホームタウンを変更する可能性もある中、長谷部区長は「渋谷にあるうちに優勝してくれて良かった」と喜びを表現。林社長は「始まりは渋谷。東京のクラブとしていろいろな活動ができると思うし、2020年も貢献できることもあると思う」と協力的な姿勢を示した。

 パヴィチェヴィッチHCは「新しいHCの下、選手も入れ替わりチーム編成もガラっと変わった中でのスタートだった。プレースタイルも変わり、シーズン出だしはつまずいた部分もあったが、選手が懸命に努力を重ね続け、ハードなシーズンを選手・コーチ・スタッフ全員が一枚岩になって戦った」と話し、「結果を残さなくてはいけないという厳しいシーズンだったが、最終的にはトロフィーを掲げられ素晴らしいシーズンを終えることができた」と振り返った。

 長谷部区長が「優勝って良いですね」と言葉を掛けると、「その瞬間を味わえるのは1チームだけですからね」と笑顔を見せた。連覇の期待もかかる中、「ほかのチームも優勝の座を取りに来るので来シーズンはもっともっと厳しくなる」とも。

 「リーグ全体で51%とくらいといわれている」(林社長)女性ファンの多さに長谷部区長は驚きを見せ、選手たちに「モテてる?」と投げかけると、正中選手は「僕の周りはそんなに…」とポツリ。長谷部区長が「正中さんは男性ファンが多そう」と続けると、正中選手は「(身長が)大きくなるにつれて…」と菊地選手や竹内選手に話を振るも、2人は笑顔を浮かべるにとどまった。

 同じく渋谷区を拠点にするサンロッカーズ渋谷の試合も含め、「子どもたちが観戦に行っていて、バスケに詳しくなっているように感じる」と長谷部区長。かつて区内にあった「ジョーダン・コートもまたどこかでやりたいと思っているし、(整備中の)宮下公園ができたらバスケをできるようにとも考えている」と考えを示し、林社長も「お子さんたちのスクールなど指導できる場ができたらうれしい」と期待を込めた。

 A東京は6月1日、渋谷センター街・バスケ通りでパレードを予定している。

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