ビームス(渋谷区神宮前1)は6月15日から、原宿の直営店「トーキョー カルチャートbyビームス」(神宮前3)と公式オンラインショップで、1970年代にニューヨークを中心に活躍したアーティスト、ゴードン・マッタ=クラークの限定商品を販売する。
原宿「トーキョー カル チャート by ビームス」で販売されるコラボ商品
1943年生まれのゴードン・マッタ=クラークは、取り壊し前の建物を切断し、見慣れた日常を新たな空間・時間へと変容させる「ビルディング・カット」などで1970年代に活躍。活動期間約10年を経て1978年、35歳の若さで死去した。昨年にはポルトガル、ドイツ、アメリカで個展が開かれたほか、6月19日から、東京国立近代美術館(千代田区)でアジア初となる回顧展が開催される。
限定商品は回顧展を記念し、同展とのコラボアイテムとして発売。Tシャツ、トートバッグ、ステッカー、ポストカードなど、アートディレクター前田晃伸さんがデザインした全7型をラインアップする。
同店では同日より、雑誌「TOO MUCH Magazine」とのタイアップイベントも開催。ゴードン・マッタ=クラークがオーナーを務めたレストラン「FOOD」に着想を得て5組のアーティストが制作し、同誌最新号にも掲載される作品を、期間限定で展示する。参加するのは、アーティスト加賀美健、写真家ホンマタカシ、モデル・モトーラ世理奈さんら。各作品を取り上げた前田さんデザインの缶入りTシャツも販売する。20日まで(Tシャツは会期終了後も販売)。
そのほか、幡ヶ谷のコーヒー店「パドラーズコーヒー」(西原2)でも関連イベントを開催。週替わりで人気料理家や飲食店店主をゲストに迎え、「カルチャーとしての食」をテーマにトークイベントを開く。イベントの様子はユーチューブでライブ配信も予定する。