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恵比寿ガーデンプレイスでBリーグ年間表彰式 MVPは三河・比江島慎選手

各賞を受賞した選手たち

各賞を受賞した選手たち

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 恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)センター広場で5月29日、「BLEAGUE AWARD SHOW 2017-18」が開催された。

MVPに選ばれた比江島慎選手

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 昨年9月末に開幕し、今年5月27日で今季を終えた2年目のBリーグ。今季の年間表彰式となった同イベント。参加した選手たちは、メンズファッション・カルチャー誌「GQ JAPAN」ディレクションによるスーツ姿で登場した。

 冒頭、大河正明チェアマンは「鮮度が落ちるかと心配した2シーズン目だったが、250万人を超えるファンの方に来場いただき、(昨季から)約12%上昇した」と振り返り、来季に向け「ホップ・ステップ・ジャンプの3シーズン目にしたい。来季B1でウイークデーの試合にチャレンジしていく。仕事帰りにフラっとBリーグを見に来る、そんな文化を作り国民的なスポーツに成長したい」と意気込んだ。

 式では、チャンピオンシップを制し年間チャンピオンに輝いたアルバルク東京(A東京)のルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)とキャプテン正中岳城(たけき)選手をはじめ、得点王=ダバンテ・ガードナー選手(新潟アルビレックスBB)、アシスト王=宇都直輝選手(富山グラウジーズ)、ベスト3P(ポイント)成功率賞=喜多川修平選手(栃木ブレックス)、最優秀審判=加藤誉樹(たかき)さん(2年連続)、SNSでのファン投票によって決まった「ファッションアイコン」=西村文男選手(千葉ジェッツふなばし)、「ソーシャルメディアリーダー」=同・伊藤俊亮(しゅんすけ)選手(同)などを表彰。

 各チームのHCや選手、メディア投票で選ばれたレギュラーシーズン・ベスト5は、富樫勇樹選手(同)、田中大貴選手(A東京)、ニック・ファジーカス選手(川崎)、比江島慎選手(シーホース三河)、金丸晃輔選手(同)の5人で昨シーズンと同じ顔ぶれとなった。金丸選手は「僕にパスをくれた選手、スクリーンを掛けてくれた選手には本当に感謝したい。来年もこの場に立てるように頑張りたい」とあいさつした。金丸選手は「ベストフリースロー成功率賞」との2冠となった。

 ベスト5の中からMVPに選ばれたのは比江島選手。会場ではミニバスケットボールチームから高校までのバスケ部の顧問や監督、兄たちからのビデオメッセージを紹介。4月下旬に亡くなった母・淳子さんのエピソードが流れると、比江島選手の目からは涙がこぼれた。「地元に帰った時に(母親に)報告したい」と喜びを表現し、「母親を亡くし大変なことがあったが、ファンの皆さんやチームメートたちが支えてくれた」と振り返り、「この賞に恥じないようなプレー、ワクワクするようなプレーを続けて、またMVPを取れるようにもっともっと成長して、AWARD SHOWに帰ってきたい」と話した。

 「新しい世界に挑戦、常識を覆した」チームとして、Bリーグのスローガンでもある「BREAK THE BORDER」賞としてレバンガ北海道が受賞した際には、松島良豪(よしたけ)選手がサプライズ登場。ホーム戦の前に行うパフォーマンス「劇団松島」である荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」のダンスを披露すると、場内は笑いに包まれた。松島選手は「この日のために選手として頑張ってきて本当に良かった。支えてくれたのは折茂ー!」と球団の社長でもある折茂選手に感謝を伝えた。折茂選手は「僕の方が恥ずかしくなった」と笑い、手拍子で盛り上げていたA東京パヴィチェヴィッチHCは「ふと、北海道に今季3試合負けたという現実を思い出した」とも。

 式には長谷部健渋谷区長も出席したほか、抽選で選ばれたファン30組(60人)も来場。パブリックな広場で行われたことから、周辺で足を止める人たちの姿も多く見られた。

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