渋谷駅東口歩道橋のスロープが5月いっぱいで閉鎖される。
架け替え工事に伴い、閉鎖される渋谷駅東口歩道橋のスロープ部分
国道246号線と明治通りが交わる交差点に架かり、全面架け替えに向けて工事が進められている同歩道橋。246号沿いに六本木方面に向かって伸びるスロープ部分は1995年2月に完工。周辺のオフィスビルや国学院大学、実践女子学園中学・高校、実践女子大学などの文教地区とを結ぶ動線としても供用されてきた。
スロープ閉鎖に伴い、6月1日早朝4時45分に渋谷警察署前の地下出入り口階段が開通。その後、通行者を確認次第、スロープを閉鎖する。地下につながるエレベーター、エスカレーターは夏ごろまでに順次開通する予定。
明治通りを挟み、渋谷署側と今秋開業予定の複合施設「渋谷ストリーム」(渋谷区渋谷3)のある南街区を結ぶ新規架設通路は同8日0時に開通。同時に、これまで両所を結んでいた旧歩道橋は閉鎖する。
渋谷駅街区・南街区(渋谷ストリーム)の再開発工事の一環として進められる一連の架け替え工事では、従来の対角線部分を伴ったロの字型だった歩道橋を、対角線を伴わないロの字型で計画。昨年11月には対角線部分が閉鎖され、国道246号線をまたぎJR渋谷駅・駅街区と渋谷ストリーム方面を結ぶ新規架設部分の供用が始まった。これまでの1.5倍以上に幅員を広げ、渋谷ストリームや、駅街区で工事が進む東棟の建物とも直結するなど、利便性や回遊性を高める。
国土交通省関東地方整備局東京国道事務所によると、ロの字型の歩道橋完成に向け、今秋以降2度の車両通行止めを予定する。