サッカーワールドカップ(W杯)のオフィシャルタイムキーパーを務め、日本代表にオフィシャルウオッチを提供しているスイスの高級腕時計ブランド「HUBLOT(ウブロ)」の特別展「HUBLOT LOVES FOOTBALL Special Exhibition」が5月15日、表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)本館・吹き抜け大階段で始まった。主催はLVMHウォッチ・ジュエリージャパン(千代田区)。
ロシア大会が6月に迫る中、同展ではブランドとサッカー界とのつながりを紹介している。
大階段には、日本代表候補の選手たちを起用したビジュアルのパネルを置くほか、試合中の選手交代やアディショナルタイムを告げるレフェリーボードと写真を撮れるフォトコーナーを用意。ブランドアンバサダーである元サッカー選手のペレ(本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント)さん、ディエゴ・マラドーナさん、元陸上選手のウサイン・ボルトさんらのビジュアルと、サイン入りのユニホームなどを展示している。
併せて西館1階のイベントスペース「表参道Rスタジオ」には、人工芝を敷きピッチのような雰囲気に仕上げたポップアップショップをオープン。日本代表選手が着用するウオッチと同じデザインをベースに、ケースとベゼルの素材にスチールを採用した「ビッグ・バン ブルーヴィクトリー」(155万5,200円)、レフェリーが着用するモデルをベースにしたブランド初のスマートウオッチ「ビッグ・バン レフェリー2018FIFAワールドカップ ロシア」(59万4,000円、世界限定2018本)などを販売する。同モデルは、タッチパネルの液晶画面で文字盤はW杯出場国の国旗柄に変更できる。W杯の試合情報が登録されており、得点を挙げた時間や選手など試合の情報をリアルタイムで知らせる機能も付いている。
16日はエキシビション開催を記念したイベントを行った。1部には両腕に時計を着けた本田圭佑選手(メキシコ1部・パチューカ)が登場。ロシア大会の代表選手は今月31日に発表予定だが、本田選手は「行くつもり、勝つつもりで準備したい。(過去2回のW杯と比べて)一番良く、より上を目指せる状態。一番期待していただいていい」とアピール。「(自身)最後のW杯になるという気持ちでいる。やってきたことすべてを出すつもりの情熱を注ぎたい」と意欲を見せる。来季の去就については「日本(=Jリーグ)ではない」とも。
2部には日本代表を率いる西野朗(あきら)監督、元サッカー日本代表の前園真聖(まさきよ)さん、Jリーグ「浦和レッドダイヤモンズ(浦和)」の槙野智章選手の妻で女優の高梨臨さんが参加。高梨さんは黒地に日本代表の「青色」と浦和のチームカラー「赤色」が入ったワンピース姿で登場し「(槙野選手の代表入りを)アピールできればうれしいですが…」と話すと、西野監督は「しっかり体調管理をしてあげてください」と返した。代表メンバーについて西野監督は「非常にデリケートなので選考に関しての話は控えたい」と明言しなかったが、「選んだ選手がいい状態でキャンプに入ってくれることを願うばかり」と話した。W杯に向けては、「日本らしい戦いをできる自信はある。必ず輝く代表チームを見せたい」と意気込む。前園さんは「がむしゃらに世界と戦う姿を期待したい」と力を込めた。
開催時間は11時~20時(限定店は最終日のみ17時まで)。今月21日まで(限定店は27日まで)。