東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)3階展示室で5月12日、「TOPコレクション たのしむ、まなぶ」展が始まった。
「TOPコレクション」は、同館収蔵の写真作品を紹介する展覧会。2016年秋のリニューアル以来初となる今回は、「たのしむ、まなぶ」をテーマに3万4000点以上のコレクションの中から142点を紹介する。
場内では、仏写真家ロベール・ドアノーの「ピカソのパン」など作品の中の人物のまなざしから作品を考える「まなざし」、森山大道さんの「靴」、米写真家ダイアン・アーバスの「リビングルームのクリスマスツリー、ロングアイランド、レビットタウン、1963年」など作品に写る物や風景からさまざまなことを想像する「けはい」、伊写真家ルイジ・ギッリの「モランディのアトリエ」など同じシリーズの複数の作品を並べる「うかびああるもの」など7カテゴリーで作品を展示する。
期間中、毎月第1・第3金曜(16時~)は担当学芸員によるギャラリートークを行う(毎月第1金曜は手話通訳付き)ほか、「クロマキー合成」を活用した記念撮影、小学生を対象にしたプログラムなども予定する。
併せて、同館1階のカフェ「メゾン・イチ」では、「ピカソのパン」をイメージしたパン(538円)を販売する
開館時間は10時~18時(木曜・金曜は20時まで)。観覧料は、一般=500円、学生=400円ほか。月曜休館(7月16日は開館、翌17日が休館)。8月5日まで。