渋谷駅東口交差点の一角にある「山下書店渋谷南口店」(渋谷区渋谷3)が4月26日で閉店する。
山下書店は2015年6月から、大手取次トーハンの子会社で「メディアライン」「スーパーブックス」「あおい書店」などを展開するスーパーブックスが経営しており、東京都区内と千葉県で10店舗を展開している。
同店は1999(平成11)年、オミビル1階にオープン。2008年9月までは渋谷東口店もあった。店舗面積は約60坪で、蔵書数は7000~8000冊。サブカルやデザイン関連の本に力を入れており、同店ならではの動きとしてアンダーグラウンド系の本(ルポルタージュ等)も売れていたという。文具も扱っている。客層は6~7割ほどがビジネスパーソンで、1~2割ほどが学生。2017年2月までは24時間営業していたことでも知られる。
渋谷駅周辺の再開発の一環で渋谷駅東口交差点に架かる歩道橋の架け替え工事が進む中、同店前にあった歩道橋の階段が閉鎖されたことにより客足が減少したことや、渋谷駅東口から店が見えなくなったことも閉店理由の一つだという。
黒田真一郎店長は「渋谷で働いている方、お住まいの方には19年間、お世話になり、ありがとうございました」と話す。現在、店内の文具を3割引で、アニメDVDを5割引で販売している。
営業時間は7時~23時30分。書籍の入荷は20日まで、雑誌は閉店日まで入荷がある。