渋谷駅東口エリアに今秋、「渋谷ストリームエクセルホテル東急」(渋谷区渋谷3)がオープンする。運営は東急ホテルズ(道玄坂2)。
もとより観光やビジネスなどで来街者が多い渋谷エリアは、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け来街者が増加することが見込まれるが宿泊施設不足が課題となっていることを受け、新たにホテルを整備する。
場所は東急東横線旧渋谷駅ホーム・線路跡地などで建設が進む複合施設「渋谷ストリーム」内で、4階にロビーラウンジ、レストラン(席数約70席)、バー(同約30席)を併設。9階~13階の5フロアを客室フロアとし、シングル・ダブル124室(約20平方メートル~)、ツイン53室(約30平方メートル~)計177室を備える。客室は「ビンテージモダン」を表現したデザインと機能性を組み合わせた空間を提供するという。
エクセルホテル東急は東急ホテルズが展開するシティホテルブランドで、渋谷エリアでは渋谷マークシティ(道玄坂1)直上の「渋谷エクセルホテル東急」に次ぐエリア2店舗目となる。渋谷エクセルホテル東急は固定客が付いているため、「渋谷ストリームエクセルホテル東急」では新規顧客の獲得を図るほか、施設上層部がオフィスとなっていることからビジネス需要も見込む。
渋谷ストリームは、東急電鉄と東横線隣接街区の権利者が主体となり進める再開発プロジェクト。敷地面積は約7100平方メートルで、地上35階・地下4階、高さ約180メートルの高層ビルになる。下層部には商業施設を展開するほか音楽ライブやファッションショーなどに対応するホールも隣接。上層部のオフィスには2019年度にグーグルの日本法人が移転することが決まっている。