アルバルク東京(以下A東京)が3月10日、ファン投票で選ばれたサードユニホームをお披露目した。
同チームのオフィシャルパートナーとしてユニホームを制作しているアディダス ジャパン(港区)が企画したもので、今節のみ着用するサードユニホーム。今シーズンは選手が4グループに分かれデザインした4種類の中から、ファン投票を実施。662票を集め選ばれたのは、小島元基選手、ザック・バランスキー選手、田中大貴選手がデザインしたデザイン。チームカラーの赤を基調に、パンツに今シーズンのチームスローガン「WE」の「W」を繋げた模様をあしらっている。
安藤誓也選手は、自身のデザイン案では無かったが「(このデザイン)だろうなと思っていた」と言い「生で見るといい感じ」と好感触な様子。「バスケットではユニホームは大事。ロッカールームで手に取る時、(普段は黒がベースだが)赤がメインのユニホームはいつもと違った。(ユニホームに合わせて)バッシュも真っ赤にした」とも。
サードユニホームは「リフレッシュさせてくれる」と言う菊地祥平選手。「ファン投票ということで、ファンの方が見たいユニを来て、負けるわけにはいかないという、良いプレッシャーを与えてくれる」と話す。選ばれたデザインについては「ちょっと、女子っぽくない?(かわいい)ですよね。若手が着るとすごいってあると思うが、僕にはちょとあまり似合ってないかな」と照れた様子を見せた。
A東京のホームであるアリーナ立川立飛(立川市)で、共に渋谷をホームタウンにするサンロッカーズ渋谷(以下SR渋谷)とのダービーとなったこの日、会場には両チームのファン2609人が応援に駆け付けた。
良い出だしを見せたのはアルバルク東京。リバウンドから速攻などで菊地選手が8得点を挙げチームに勢いを与えた。山内盛久選手のスチール(攻撃中の相手からボールを奪うプレー)からの得点で始まった第2クオーター(Q)は、伊藤駿(たかし)選手のブザービーターが決まり、A東京40対SR渋谷34で前半は終了。最終QにはSR渋谷が、ロバート・サクレ選手がインサイドで強さを見せ15得点、ジョシュ・ハレルソン選手が3ポイント(P)シュートを2本決めるなどの猛攻を見せ3点差に詰め寄ったが、87対81でA東京が勝利した。
両チームは明日も同所で戦う。