表参道のカフェ「hanami」(渋谷区神宮前5)で3月2日、「中村佑介ギャラリーカフェ」が始まった。主催はコミック配信サービス「まんが王国」などコンテンツプラットホーム事業を展開するビーグリー(港区北青山2)。
期間中、店内にイラストレーター中村佑介さんの原画などを展示する同企画。中村さんのイラストを組み合わせた映像世界を見られるVR(バーチャルリアリティー)コンテンツ「Birth YUSUKE NAKAMURA VR」のプロモーションの一環となる。
同コンテンツは、ビーグリーが博報堂グループのWHITE(港区)との共同事業として発足したVR領域におけるサブカルアートの開拓を推進するプロジェクト「e-DIVE」の第1弾として、1月に発売した。
1978(昭和53)年兵庫生まれの中村さんは大阪芸術大学大学デザイン学科卒業。ロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)やシンガー・ソングライターさだまさしさんのCDジャケット、書籍「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉さん)、「夜は短し歩けよ乙女」(森見登美彦さん)のカバー、アニメ「四畳半神話大系」のキャラクターデザインなどで知られる。
店内には、VR映像のテーマソングに起用したアジカンの「君の街まで」、アルバム「フィードバックファイル 2」、「謎解きはディナーのあとで」、高校の音楽用教科書の表紙など中村さんが過去に手掛けたイラスト12点とその線画16点を展示。ウインドーやランチョンマットにも中村さんのイラストを掲出している。コラボレーションメニューなどのメニューは無いが、来店客全員に中村さんのイラストを使ったコースターを、VRを体験した客には中村さんのイラストを使った缶バッジを、それぞれ進呈する。
店内では、VR映像のQRコードやゴーグルなどのセット(1,900円~、内容により異なる)や、VRのために描き下ろしたイラストを使ったマスキングテープ(800円)、ICカードケース(1,700円)のほか、ポストカード(170円)、下敷き(490円)など中村さんのグッズを販売する。
営業時間は12時~22時(土曜は11時~、日曜は11時~18時30分)。火曜定休。今月18日まで。