アルバルク東京(以下A東京)が2月18日、千葉ジェッツふなばし(同千葉)と戦った。会場は船橋アリーナ(千葉県船橋市)。
28勝8敗(今月17日現在)で地区1位のA東京と26勝11敗で地区2位の千葉という地区最上位対決ということもあり、両チームのファン5345人が応援に駆け付けた。
前日の試合を79対65で勝利していたA東京。立ち上がりはアレックス・カーク選手のシュートを皮切りに、安藤誓也選手のスチール(攻撃中の相手からボールを奪うプレー)や、田中大貴選手の1対1からの得点などで10点のリードを奪うも、ファウルトラブルもあり第1クオーター(Q)終盤で逆転を許してしまう。第2Qは開始直後に連続得点を許すとともに、リバウンドから得点を挙げられるなどし11点のビハインドを負う展開となった。
激しい攻防が見られた後半。田中選手やザック・バランスキー選手が外角からのシュートを決め、菊地祥平選手が千葉・小野龍猛(りゅうも)選手のオフェンスファウルを誘発したりリバウンドからの速攻でファウルをもらったり、流れを引き寄せる場面も見られたものの点差を詰められず最終Qに突入。安藤選手が序盤からドライブで切り込んだり、リバウンドに絡んだりアグレッシブなプレーを見せるなどするも、最後まで千葉の攻撃を止められず69対79で敗戦した。
ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは「最初はリードできたが途中冷静さを失ってしまい、後半追い上げるのが難しくなってしまった」と振り返る。千葉が富樫勇樹選手を欠く中、小野選手やギャビン・エドワーズ選手を抑えることを重視していたというが「昨日はしっかりと抑えられていたが、今日はこの2人にやられてしまったのも敗因」とも。
バランスキー選手は「相手が昨日よりアグレッシブ出てくることは分かっていた。出だしは良かったが、プレッシャーやアグレッシブさにちょっと負けたのかな」と話す。自身はマイケル・パーカー選手やレオ・ライオンズ選手らとマッチアップ。「パーカーに付いている時はリバウンドをやられすぎた印象。バックカット(ディフェンスの後ろのスペースに飛び込む動き)などイージーなところでやられたのかな」と反省点を挙げる。オフェンス面では13得点を挙げた。「打てば入るという気持ちでやってはいるが、特に今日は(馬場)雄大と譲次がいなくて皆で穴を埋めようと積極的に行こうと思っていた」という。
A東京次のホーム戦は3月10日・11日、サンロッカーズ渋谷との連戦となる。