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サンロッカーズ渋谷、琉球に敗戦 開幕以来の対戦に3000人超来場

3000人超の観客の前で激しい攻防を見せる両チーム

3000人超の観客の前で激しい攻防を見せる両チーム

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 青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で2月16日、サンロッカーズ渋谷(以下SR渋谷)と琉球ゴールデンキングス(同琉球)が対戦した。観客数は3195人。

前半チームの得点を引っ張った長谷川智也選手

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 今シーズンの開幕で戦った両チーム。琉球はSR渋谷の山内盛久選手と伊佐勉アシスタントコーチの古巣であり、琉球のアイラ・ブラウン選手は3シーズンSR渋谷でプレーしていたことなどから注目を集め、平日にもかかわらず3195人が来場した。

 リーグでも上位に入る失点数の少なさを誇る両チームのアグレッシブなディフェンスが見られたこの日。試合序盤、ブラウン選手の3ポイント(P)シュートなどで琉球に先行される中、SR渋谷はインサイドでロバート・サクレ選手が得点を重ねる。6点差が付いた時点でタイムアウトを要求後、長谷川智也選手のミドルシュート、広瀬健太選手のスチール(攻撃中の相手からボールを奪うプレー)からのレイアップなどで2点差に詰め寄るが、その後点差を7点に広げられた。第2Qでは長谷川選手が得意の3ポイント(P)を決めるなど9得点を挙げたほか、残り35秒で広瀬選手がゴール下を通り抜けるバックレイアップで会場をわかせるなどした。

 第3Q中盤は、得点が伸び悩む中、ルーズボールやリバウンドなどで粘りを見せる。最終Q、伊藤駿(たかし)選手の3Pを皮切りに、リバウンドからの速攻でブランデン・ドーソン選手が得点を挙げたりベンドラメ礼生選手がスチールからレイアップを決めたりするも展さは縮まらず57対70で敗戦した。

 長谷川選手は「琉球はディフェンスのプレッシャーが強いと分かっていたが、出だしが受け身になってしまった。最終的にはリバウンドのところでやられてしまった」と敗因を分析。その中で、前半に9得点を挙げチームを引っ張った自身の仕事には「シュートタッチは悪くなかったし、今週しっかり練習してきたのが出て良かったが、もう少しシューとのアテンプト(打つ回数)が増えないと点数も伸びない。シュートが僕の仕事なので」と話す。

 シーズン後半に入り順位争いが激化する中、SR渋谷は現在4位に付けている。「1勝に懸ける思いは大きいが、下(5位以下)も迫ってきているので、危機感を持ってやらないと取り返しのつかないことになる。チャンピオンシップ出場、頂点に立つことを目標にしているので、ここで踏ん張って、もう一回結束して、良いコミュニケーション取って戦いたい」と気を引き締める。

 「久しぶりに戻って来られたて、いい気分でプレーできた」と笑顔を見せたブラウン選手。同窓のSR渋谷ロバート・サクレ選手とは「大学時代からの関係があって、今でも仲が良い友達で、コート外では兄弟のような存在。コート上では良いバトルができたのでは」と振り返った。

 両チームは同17日にも同所で戦う。

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