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サンロッカーズ渋谷、「気持ちのこもったプレー」で北海道にリベンジ果たす

前線からプレッシャーをかけるディフェンスでチームを鼓舞した伊藤駿選手(写真左)

前線からプレッシャーをかけるディフェンスでチームを鼓舞した伊藤駿選手(写真左)

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 サンロッカーズ渋谷(以下SR渋谷)が2月10日、墨田区総合体育館でレバンガ北海道(同北海道)と対戦した。観客数は2053人。

16得点挙げるなどしヒーローに選ばれた広瀬健太選手

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 前日に次ぐ対戦となった両チーム。昨日の大敗を受け、意識したという「気持ちを込めてプレーすること」「体を張ってプレーすること」が試合序盤から見られたSR渋谷。ティップオフ直後に山内盛久選手と菊池真人選手がそれぞれ2回ファールをしてしまったが、「体を張ってプレーした結果」と勝久ジェフリーヘッドコーチ(HC)は評価。替わってコートに立った伊藤駿(たかし)選手がポイントガードとして「前線でトーンをセットすることを心掛けた」というディフェンスでアグレッシブさを見せると、「息子が見に来ていた」という広瀬健太選手も3ポイント(P)シュートや第1クオーター(Q)のブザービーターを決めるなどチームを引っ張る。

 堅守も見られた第2Qで11点のリードを奪い後半に突入。序盤には3分近く両チームの得点が動かない我慢の時間が続いた中、一時3点差まで追い付かれる場面もあったが、伊藤選手や広瀬選手のスチールから走り、前半抑えられていた長谷川智也選手が3Pやレイアップなどで得点を重ね15点差を付けることに成功。一進一退の攻防となった最終Qは、北海道のオールコートディフェンスに苦しめられる場面も見られたが、ジョシュ・ハレルソン選手がミドルレンジのフェイダウェイや要所での3Pを決め北海道を突き放し、78対63で勝利を収めた。

 左膝軟骨損傷のけがから約3カ月ぶりに復帰し、初のホーム戦となったブランデン・ドーソン選手。「コートに立ってチームメートを助けてあげられないのが苦しかったが、スタッフや家族など関わる全ての人が手助けをしてくれて気持ちを強く持てた。痛みを乗り越えてプレーできてうれしかった。たくさんのファンの声援がエナジーになった」と笑顔を浮かべる。この日は、第2Qと第4Qに出場クオーター開始直後から積極的に得点を挙げたほか、ルーズボールを追うなど熱のこもったプレーでチームを盛り立てた。「このチームはチャンピオンにふさわしいチーム。引き続き頑張りたい」と意気込む。

 昨日の負けから「何か変えなきゃいけないと思っていた」という伊藤選手は、相手ポイントガードへのプレッシャーディフェンスなど、「今日は特に意識して」プレーする姿を見せ仲間を鼓舞。勝久HCも「すごくハードにプレーしていた。(相手の)肘が顔に入ったり倒れたりしてもプレーを続け、気持ちが見られた」と評価する。シーズンも後半戦に入り重要な試合が続く中、伊藤選手は「とにかく1試合1試合を今日みたいに全力でやらないといけないということを再確認した」と力を込める。

 SR渋谷は2月16日・17日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で山内選手の古巣でかつてのチームメート、アイラ・ブラウン選手が所属する琉球ゴールデンキングスと戦う。

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