渋谷・ハチ公前広場のモニュメント東急5000系車両(愛称=青ガエル)内の観光案内所などに2月1日、自動外貨両替機が設置された。
訪日外国人観光客が増加する中、さまざまなインバウンド対策が進む近年。観光庁が行った「(日本で)旅行中に困ったこと」を聞いたアンケートで、コミュニケーションやWi-Fiなどに続いて5位に入ったのが「両替」だった。
世界的にはキャッシュレス決済化が進んでいるが、日本では現金需要が高いという。さらなる外国人の利便性向上を図り、駅から近く訪日外国人が多く訪れる観光案内所内に自動外貨両替機を設置した。場所は、青ガエル観光案内所と渋谷マークシティー(道玄坂1)内の渋谷区観光協会「クリエーションスクエアしぶや」の2カ所。
設置したのは、アクトプロ(千代田区)の自動外貨両替機「SMART EXCHANGE」。米ドル、ユーロ、英ポンド、韓国ウォン、中華人民元、シンガポールドル、タイバーツ、インドネシアルピアなど12の通貨を日本円に両替できる。紙幣と通貨に対応し、1回の取引の両替上限額は日本円換算で10万円まで。操作はタッチパネル式で、日本語・英語・中国語(繁体字)・韓国語・仏語・独語など10言語対応となる。
観光案内所の開設時間は10時~18時。渋谷駅周辺ではほかにも、SHIBUYA TSUTAYA(宇田川町)やSHIBUYA109(道玄坂2)内などにも自動外貨両替機が設置されている。