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渋谷・DeNA本社にベイスターズ新入団選手 南場智子会長「大いに期待」

DeNA南場智子会長(前列中央右)と横浜DeNAベイスターズに入団した選手ら

DeNA南場智子会長(前列中央右)と横浜DeNAベイスターズに入団した選手ら

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 ディー・エヌ・エー本社(DeNA、渋谷区渋谷2)に1月19日、プロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」の新入団選手が来社した。

選手と名刺交換する南場智子会長

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 同チームのオーナー企業である同社が、新入団選手に社歴や事業内容を伝える研修も兼ね2015年から実施している取り組み。

 今年は、ドラフト1位の東克樹(かつき)選手をはじめ、神里和毅選手、阪口皓亮(こうすけ)選手、齋藤俊介選手、櫻井周斗選手、寺田光輝選手、宮本秀明(しゅうめい)選手、楠本泰史選手、山本祐大選手の9人が参加。育成ドラフト1位の中川虎大(こお)選手は学校のテストで欠席となった。

 同社の社員数十人に出迎えられる中スーツ姿で登場した選手たち。選手1人ひとりと名刺交換した同社会長の南場(なんば)智子さんは「頑張ろうね」などの声を掛けて歓迎した。南場さんが「手に汗をかいている子が多かった」と話すように緊張の面持ちの選手も多く、初めての名刺交換となった東選手も「控室で(スマートフォンで)作法を調べた。緊張したが自分にとってはちゃんとできた」と安どの表情で振り返った。

 南場さんは「経営のプロ」として、「プロフェッショナルキャリア」について講義し、「順調じゃない時もあると思うが、苦しい時こそ課した約束を破らず逃げず、狡(こす)いことをせずに立ち向かってほしい。それがプロに期待されていることであるし、必ず自分に帰ってくる。斜に構えずに良い姿勢を持ち続けてほしい。ファンがあって成立している。ファンや地元の方への感謝を忘れないで」と呼び掛けた。「今年もやる気に満ちていて初々しく楽しみな雰囲気を感じた。これから何年も良い年を続けていかなければいけない。その礎を築いてくれる選手たちに大いに期待している」とも。

 会場には、同社の陸上チーム「横浜DeNAランニングクラブ」の総監督・瀬古利彦さんも登場。「プロになった以上は自覚と覚悟が必要。諦めない、妥協しない、後戻りしないという覚悟が持てたらどんな苦労も越えられる。ものすごい選手になれる」と鼓舞し、「練習は嘘をつかない」と熱弁をふるった。同じ三重出身の東選手と寺田選手には「三重県人はちゃんとしているのだから恥をかかせるなよ」とげきを飛ばし、「レギュラーになれる?」と聞かれた東選手は「なります」とはっきり答えていた。

 齋藤選手に「苦しい時に努力をし続ける秘けつ」を聞かれると、「あの女子アナ振り向かせるために頑張るとかでもいいじゃん。俺が紹介してやるから」と笑いを誘い、齋藤選手も「女子アナ目標に頑張ります」と笑顔で答えた。

 同社は今夏、男子プロバスケ・Bリーグの「東芝川崎ブレイブサンダース」を東芝(港区)から継承することが決まっている。南場さんは「3つのスポーツチームを持っていると、スポーツ産業を盛り上げていくことに対して一定の影響を及ぼすことができる立場になるのでは。幅広くスポーツ全体として発信していければ」と展望。併せて「スポーツを軸とした街のにぎわい創出への貢献が当社にとって新しいフロンティアになる」ことから、横浜・川崎・渋谷をつなぐ「沿線を盛り上げることもあるのでは」とも。

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