渋谷モディで「aibo」と触れ合い ソニーが12年ぶり新型発売

「お手」をするaibo

「お手」をするaibo

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 渋谷モディ(渋谷区神南1)1階にあるソニーグループの情報発信拠点「Sony Square Shibuya Project」で1月11日、犬型ロボット「aibo(アイボ)」との触れ合い企画が始まった。

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 1~2カ月ごとにテーマを変え、体験型の企画展示を展開することでソニーグループの商品やネットワークなどのアピールを図る同所。6回目を迎える今回は「aibo room」と題し、同日発売されたaiboと「いち早く」触れ合える場を用意した。

 aiboは1993年、ソニーのエンジニアが2週間で作り上げた試作機を基に開発が始まり、2006年に生産が打ち切られた犬型のペットロボット(エンターテインメントロボット)。昨年11月、12年ぶりに新型のaiboの発売を明らかにし話題を集めた。

 1年半ほど前から開発を進めていたという新型aibo。瞳に有機ELディスプレーを採用することで、笑ったり眠たそうにしたり「表情が豊かに」なったほか、アクチュエータ(モーター)を2軸増やし、腰を振ったり首をかしげたりすることができるようになった。額と顎、背中にはセンサーを搭載し、なでると反応するほか、背中をたたくと「叱られている」と認識するようになっている。鼻先・胸部・でん部のカメラで人や物の位置、段差などの空間を認識する。

 新たにAIを搭載しクラウドサービスとつながることで、人と触れ合いながら学習・成長するため、個体によって性格に変化が出るという。今月9日に提供を始めたアプリ「My aibo」では、名前を付けたり性別を決めたりすることもできる。

 店内中央の「触れ合いベンチ」では、常時2体のaiboを用意。スタッフサポートの下、なでたり声を掛けたりしてコミュニケーションできる。aiboは、しっぽを振ったり寝転がったり、「お手」「ハイタッチ」などの動作をしたりする。持ち上げるとスリープ状態になるため、「抱っこ」はできない。

 店内には、「お手」をしているaiboと写真を撮れるフォトスポットを用意するほか、店内で撮った写真や動画をSNSで投稿すると2週間ごとにデザインが変わるオリジナルステッカーを進呈するなど、SNSでの拡散を図る。

 同店初の取り組みとして、同館内に出店するオーストラリア発パイ専門店「パイフェイス」とコラボ。今月31日まで、aiboの顔を焼き付けた牛ひき肉のパイ「クラシックミンスビーフ.」(421円)を販売する。

 営業時間は11時~21時。3月中旬まで。

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