渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階のギャラリースペース「CUBE1~3」で1月2日、写真展「SHIBUYA-TOKYO CURIOSITY」が始まった。主催はNPO法人「写真画」(港区)。
渋谷を「東京の未来を象徴する」と位置付け、「好奇心=CURIOSITY」をキーワードに、現在の街や魅力、多様性、可能性などを写真で表現する同展。同所を皮切りに、パリやベルリンを巡回し、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年に、再び渋谷(Bunkamuraザ・ミュージアム)で開催を予定している。
参加するのは国内外の写真家やアーティスト約100人。東京の下町でスナップを撮り続けているという大西みつぐさんは今回初めて渋谷での撮影に挑戦し、百軒店(ひゃっけんだな)商店街にある老舗喫茶店「名曲喫茶ライオン」(道玄坂2)を撮り下ろした。大和田良さんは渋谷のライブハウスを2年間にわたって撮影した。
ミニチュアやジオラマのように見える作風で知られる本城直季さんは「渋谷スクランブル交差点」を、大阪芸術大学客員教授の所幸則さんは、渋谷をテーマにしたシリーズ「SHIBUYA ONE SECOND」の中から道玄坂上に出る渋谷マークシティ(道玄坂1)の出入り口付近の写真などを、それぞれ出展している。
「写真は未来へのメッセージ」と話す同NPOコミッショナーで創設者の太田菜穂子さんは「写真を通して東京を好きになりたい。素敵な街だということを伝えていきたい」と話す。
開催時間は11時~20時。入場無料。今月8日まで。